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新千歳・SIACT24時間運用実証実験終了 見えた課題

2017/1/10配信

 新千歳空港ターミナルビル北側にある第三セクターで国際貨物の荷役を行う札幌国際エアカーゴターミナル(SIACT、千歳市)の24時間運用に向けた実証実験が昨年12月に終了した。10月下旬から、通常の営業時間(午前8時半~午後9時)を拡大して荷物を受け入れたが、通常時間以外の時間帯の受け入れはわずか3件にとどまり、課題が見えた。SIACTは今後も営業時間外の荷物の受け入れを継続する。

 道が設定した道産食品の輸出額を3倍にする目標を踏まえ、北海道物流(札幌市)と協力して始まった実証実験。第1弾は10月22~31日の午後9時~午前0時、第2弾は11月21~30日の午前5~8時、第3弾は12月1~25日の午後9時~翌朝午前8時に営業時間を段階的に拡大し、貨物を受け入れた。

 12月17日午前7時半に香港向けの冷凍ホタテ50ケース1トンを受け入れた。トラックは16日昼に渡島管内森町を出発し、札幌市を経由して17日午前5時に千歳入り。荷物をSIACTで下ろして、次の目的地の石狩市に向かった。

 事前に行った運転手のアンケートによると、早朝時間帯のニーズは高かった。運転手は「早朝に受け入れてくれるのは繁忙期はとても助かる。3~4時間スケジュールを早めることができるので、どんどん新しい荷物を積める」と話していた。

 ただ、実証実験中の時間外の受け入れ予約は3件。新千歳空港からは道産のホタテが主に輸出されているが、昨年道内を襲った爆弾低気圧の影響でホタテの稚貝が死に、今年は全道的に不漁となり、荷物そのものが例年より少なかったことが原因の一つだ。SIACT職員によると、2015年の繁忙期は、午前8時にはトラックが列をつくり、午前だけで約500ケースを受け入れていたという。

 また、事務手続きを行う通関業者の職員数が少なく、早朝や深夜の時間外労働がスムーズにできなかった。それでも通関業者の北海道運輸は「実証実験中はホタテの不漁もあり急ぐことのない物量だった。それでも早朝の受け入れが実現すれば仕事に余裕が持て、お客さんとのコミュニケーションがうまく取れる」と前向きに話した。

 SIACTは今後、運送業者からの希望に応じて時間外の荷物を受け入れる方針。「今回の実証実験の検証をしっかりし、受け入れ体制強化につなげたい」としている。

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