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むかわ竜-全国デビュー

(下)「子どもに興味、関心を」 町民向けの体験ツアー-地元の機運醸成へ

2019/7/11配信

 今月3日、鵡川中学校の1年生による町の自然や歴史、文化などについて学習する「むかわ学」の授業が行われ、生徒が5月下旬からおよそ1カ月かけて個人、グループで調べた内容についての発表会があった。テーマはむかわ竜の特徴や食生活などに関する内容が主だが、さらに恐竜が生きていた白亜紀の時代や当時の暮らし、アンモナイトやクビナガリュウについて紹介した班もあった。発表した中学生からは「むかわについて新たな発見ができた」「今回学んだことを、多くの人たちに教えてあげたい」など前向きな声がたくさん聞かれた。

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 国内最大となるハドロサウルス科恐竜化石として、全国的に大きな注目を浴びているむかわ竜だが、地元に目を向けると、「町民の機運醸成」が一つの課題となっている。5月から行われている小学生を対象にしたむかわ町子ども化石くらぶ「ハドロキッズチーム」。むかわ竜が発掘された町から未来の古生物学者を育てようと、町と町教育委員会が主催して昨年からスタートしている珍しい取り組みだ。

 参加者を見ていくと、初年度の35人から今年度は46人と大幅に増加。しかし、町内だけに目を向けると、昨年度が20人だったのに対し、今年度はわずか9人にとどまった。「ずっと町内に住んでいると、意外とそのすごさを感じる機会は少ないのかもしれない」。町恐竜ワールド戦略室の担当者はそう語る。

 これを受け、「子どもたちに興味、関心を持ってもらうことで大人を巻き込んだ活動ができたら」とさまざまな取り組みを展開している。今年5月末に全国発売されたむかわ竜をモデルにした絵本「きょうりゅうのサン―いまぼくはここにいる」=アリス館(東京都)出版=を町内の園児、小学生に無料で配布。6月末には旅行会社JTBと連携して、普段は立ち入ることができない、むかわ竜が見つかった現場に足を運ぶ町民向けの「化石発掘体験モニターツアー」を実施。23人の子どもとその保護者がヘルメットとゴーグルを装着し、夢中になってピックやハンマーで岩や石を砕くなどしてニマイガイ、ナノナビスといった貝の化石を採取した。

 さらに今回の恐竜博2019には町内3小学校から20人の小学生を派遣。同戦略室は「少しずつだが、(むかわ竜の存在が)浸透している雰囲気がある。小さな町から世界に誇れるものが出た、ということを知ってもらえたら」と期待する。

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