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ウトナイ湖サンクチュアリレンジャー通信

ハクチョウ、エナガはどこ? 厳冬のウトナイ湖『お目当て』を探すには…

2019/2/1配信

 水面がほぼ凍り、雪原のようになったウトナイ湖を眺めながら、ネイチャーセンターへ来館された方々とお話ししていると、「ハクチョウはまだ来ていないのですか」「シマエナガにはどこで出合えますか」とよく尋ねられます。ここでは、これらの野鳥を観察するポイントなどを紹介します。

 ハクチョウ類は10月に渡って来ましたが、多くは本州に南下してしまい、そこで冬を越しています。今の時期、ウトナイ湖周辺に残っているのはオオハクチョウ50羽ほどで、美々川流入部などの限られた水面で食事や休息をします。自然観察路にある『イソシギのテラス』や『湖岸の観察小屋』からその様子を眺めることができますが、500メートルほど離れているので観察には双眼鏡や望遠鏡があるとよいでしょう。

 シマエナガは、「雪だるまみたいでカワイイ」と写真集が何冊も出版されるほど人気の野鳥。スズメより一回り小さく、長い尾羽が特徴です。道内に生息するエナガの亜種(地域によって色や形態に違いがある)で、「シマ」には北海道の意味があり、目の上に黒い模様のある本州の亜種「エナガ」と区別して呼ばれます。湖周辺の林で一年中見られ、晩秋から冬にかけては、食べものを探しながらハシブトガラやコゲラなどと共に行動しています。

 小さなシマエナガを発見するには、確かに運も必要ですが、日差しがある風が弱い日の、午前中か午後2~3時ごろ、ハンノキ・コナラ林や草原との境目を探してみると遭遇率が上がるかもしれません。さらに、「チーチーチリリ」「ジュルッ」といった細く高い鳴き声を覚えるのも一つの手。この声が聞こえてきたら耳と目をじっと凝らしてみてください。声を確認したい方はネイチャーセンターでレンジャーにお声掛けください。秘密の道具を使ってお聞かせします。

 お目当ての野鳥に絞って観察するのもよいですが、氷上や樹上にたたずむオジロワシやオオワシ、林や氷上を歩き回るキタキツネ、雪に掘ったトンネルに隠れて移動するエゾヤチネズミなど、厳しい寒さの中でも力強く生き抜くほかの生き物たちの姿もあります。防寒と足元を万全に準備して、自然観察路を歩いてみませんか。

 (日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ・小山留美レンジャー)

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