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ふるさとネイチャーらんど

雪解けの水稲地にマガン飛来

2019/3/4配信

鵡川河口へ出掛けてみよう

 むかわ町を流れる「鵡川」は、上川管内占冠村の山地を水源として太平洋へと流れ出る大きな河川です。河口周辺には草原や湿地、自然干潟のほか、人工干潟などがあり、多くの野鳥や生き物を観察できます。鵡川河口に出掛けるには、むかわ町の「四季の館」を目指し、同施設から海に向かう道を行くとよいでしょう(地図参照)。途中に牛舎があるので、車で訪れる時は牧場の方の迷惑にならないようにしましょう。

3月上旬の鵡川河口周辺

 雪解けが進むにつれ、水稲地帯では落ち穂やあぜ草などの食べ物を求めて、ガンの群れが飛来し始めます。

国の天然記念物

 勇払原野を渡りの中継地として利用するガンのほとんどは、体長70センチほどのマガンです。過去に行われていた狩猟や湿地の減少によって生息数が急激に減ってしまったため、国の天然記念物にされ、保護されています。

 よく似たガンの仲間にカリガネがいますが、マガンよりも一回り小さく、くちばしがピンク色をしていて、目の周りに黄色いアイリングがある(淡く目立たないこともあります)ことで区別できます。カリガネも生息数が少なく、まれな旅鳥として春と秋に観察されることがあり、勇払原野でも少数見られます。

マガンの1日

 マガンのねぐらは、ウトナイ湖や苫小牧東部工業基地にある弁天沼の湿地です。夜が明けると、ねぐらを飛び立ち、鵡川のほか、厚真町や安平町早来の水田、牧草地などに食べ物を探しに出掛けます。日没が近づくとねぐらに向かいます。そのため、日中にこうした場所を探すと、落ち穂やあぜ草を食べる群れを間近で観察できます。

 ただ、マガンは神経質なので、脅かさないように車内から観察するとよいでしょう。場所は農地の中にある道路になることが多いので、停車をする時は、農作業車両や他の車の往来の邪魔にならないように十分注意しましょう。

勇払原野から宮島沼へ

 春に勇払原野に飛来したマガンは、雪解けを待って次の中継地である美唄市の宮島沼などに北上し、繁殖地のシベリア方面へ帰っていきます。

 勇払原野を飛び去る時期は、次の中継地の千歳市や美唄市の雪解けによって左右され、雪解けが遅れると勇払原野での滞在期間が長くなります。

 雪解けが進むとともに、食事に出掛ける場所が北へと移っていくので、ねぐらに戻って来る時間は遅くなってきます。

姿を見せたミズバショウの新芽

 ミズバショウは、低地から亜高山帯の湿地で見られるサトイモ科の多年草で、成長すると1メートルほどの高さになります。2月中旬ごろから葉を出し始めたミズバショウは、4月になると、白くて大きなブツエンホウ(仏炎苞)が姿を現します。

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