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被災地町長に聞く-胆振東部地震から半年

(下)"災害に強い町"のモデルに むかわ・竹中喜之町長

2019/3/8配信

 ―地震から半年。どう受け止めているか

 「地震後、今に至るまで全国各地から多くの支援が寄せられた。町民も勇気づけられ、復旧復興に向けて歩んでいるところだ。応援してくださる方々に深く感謝したい。しかし、全町民が被災した地震から半年を前に2月21日、再び町は震度5強の強い揺れに襲われた。改めて地震への恐怖や不安が町民に広がったと認識している。防災や減災対策を徹底し、この町で住民が安心して暮らせるようにしていきたい」

 ―防災・減災対策を具体的にどのように考えているか

 「むかわ町を災害に強い町としてのモデル自治体にしていく考えだ。まずは3月中に胆振東部地震を検証する会議を開催する。有識者や町民、警察、消防、自衛隊など関係者を集め、地震で得られた教訓を洗い出す。そして6月までにまとめ、災害に備える対策を町の地域防災計画に反映させたい」

 ―地域防災計画にはどのような内容を盛り込みたいか

 「地震発生時、町内のむかわ地区と穂別地区では、テレビ会議などを通じて連絡を取り合ったものの、情報共有という点で課題を残した。むかわ、穂別の両地区間は、車で40分ほどかかる距離があるため、情報の連絡体制をいっそう強化しなければならないと感じている」

 ―今後の復興に向けた取り組みは

 「まずは基幹産業である1次産業を立て直したい。被災した農林業者が早期の経営再建を図れるようにするため、道に要望した。復興に当たっては、『創造的復興』を目指している。町内には鵡川ししゃも、むかわ竜、穗別メロンだけでなく、多くの地域資源がある。高いポテンシャルを秘めており、新しい価値を生み出すことで、町内外の方々のむかわ町への興味、関心を高めたい。さまざまな取り組みを進めて、むかわファンを増やし町の復興につなげたい」

 ―町を再興していく上での課題は

 「町中心部の再生など課題は山積みだが、人口減を深刻に受け止めている。この半年間、自然減や転出で人口が約200人減った。町民に住み続けたいと思ってもらえるよう防災・減災を徹底し、安心安全を届けなければならない」

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