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候補に聞く-2019道知事選

"食と観光"売り込む IR誘致「道民目線」で判断-鈴木直道氏(38)

2019/3/25配信

 ―今回の知事選で最も訴えたいことは何ですか。

 「人口減少、少子高齢化など大きな課題が横たわっている。ここをどう克服し、地域を元気にしていくか。北海道を元気にしていくのが大事だと思う。持続可能な形で、皆さんが安全・安心に北海道で暮らし続けられるかが重要。食と観光は千載一遇のチャンス。しっかりそれを売り込んでいく。そのことによって活力あふれる北海道をつくっていくことが、最も訴えたいことです」

 ―キャッチフレーズの「あらゆるピンチをチャンスに」に込めた思いは。

 「政策発表の時に申し上げたが、あらゆるピンチをチャンスに、活力あふれる北海道の未来を実現したいということ。夕張市長時代の8年間、人口減少、少子高齢化、財政難など厳しい状況の課題を、希望に変えていくという考えで取り組んできた。北海道にもさまざまなチャンスはあるが、同時に課題やピンチもある。そこをむしろ課題から希望に変えていく発想で、未来志向的な発想で乗り越えていきたい―という思いをキャッチフレーズに込めさせていただいた」

 ―カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致の是非判断を聞きたい。

 「IRについては、繰り返しお話ししている。多くのお客さまが今、道内外、インバウンド(訪日外国人旅行者)を含めて訪れている状況の中で、カジノを含むエンターテインメントの部分や宿泊施設、大型の会議場など経済効果のプラス面はある。ただ、ギャンブル依存症など社会的影響を懸念するマイナス面もある」

 「今、道が『IRに関する基本的な考え方』をまとめているところ(4月中旬に成案化予定)であり、有識者の意見などを聞いている状況。そうした議論をベースに、道内外のさまざまな意見を聞いた上で、最後は『道民目線』で早期に判断していくというのが私のスタンスです」

 ―JR北海道の路線見直し問題へのスタンスは。

 「まず申し上げたいのは、必要な鉄路についてはしっかり守り抜くことが大前提。その上で地域公共交通全体を見据えていかなければならない。例えば、新幹線の札幌延伸が2030年にあるし、空港の一体民営化もある。高規格幹線道路の延伸もある。多くの観光客が訪れている状況の中、住民の皆さんの足、または物流を全体でどう構築していくのか。オール北海道で考えていかなければならない。JR問題は、地域によって実情や実態にさまざまな背景がある。地域としっかり協議しながら、道が主体となって方向性を見いだしていくことが必要だと思っている」

 ―胆振東部地震を踏まえた防災・減災対策は。

 「被災地の住宅や生活の再建、ライフラインや福祉施設などの早期復旧・復興に向けた対策を強力に進めていくことが必要。災害対策のハード面ではインフラ整備や公共施設の老朽化に対応した維持管理の長寿命化などを進め、ソフト面では情報管理体制の構築や実効性のある避難訓練、防災訓練を進めていく必要がある。昨年のブラックアウト(道内全域停電)を夕張市長として対応した経験から言うと、行政として全て地域に手を差し伸べられるのかという点。やはり地域防災力も強化していかなければならない」

 ―最後に、中央とのつながりに関し、官邸言いなりの道政になるのではと懸念する指摘もあるが。

 「何でそういうことになるのか、逆にお伺いしたいという思いもある。道民のために道政運営するのが、知事の仕事。道民目線、道民第一の姿勢で、国に必要なものを求め、必要ではないものを必要ではないと申し上げていくことは、知事として当然のスタンス。今までもそうだったし、これからもやっていきたい」

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