ガイラルディア6連覇、悲願の日本一へ弾み 女子軟式野球・春季全道大会
女子軟式野球チームの苫小牧ガイラルディアがこのほど、札幌市で開催された太陽グループ旗争奪第21回春季北海道女子軟式野球大会で優勝し、全道大会6連覇の偉業を達成した。8月の全国大会へ向け、大きな弾みとなる結果。大滝裕生雄監督は「今年こそ全国大会を制覇したい」と意気込んでいる。
8、9の両日に開かれた。苫ガイラルディアは予選の2試合目の対札幌シェールズ戦で、先発・京野が完封勝利を挙げる力投を見せた。決勝で再度当たった同チームを1失点に抑えて実力を見せ付けた。大滝監督も「今大会の京野は素晴らしかった。特に完封した試合は完璧」と太鼓判を押す。京野は「初回を0に抑えることを意識した」と振り返る。
打線も1試合に1本以上は長打が出て、投手陣を助ける得点力は健在。大滝監督は「1点でも入れなければ勝てない。全国のレベルの高い戦いになるほど打撃力も鍵になる」と語った。
苫ガイラルディアは全国大会で2009年に準優勝。15年にも3位につけるなど、道外でも強豪チームを印象付けたが、悲願は日本一だ。大滝監督は「失点4点と守りが光ったことと犠打や走塁なども練習通りできた。全道大会を通じて、チームとして自信にもなった。この勢いを維持して全国でもベストを尽くしたい」と力強く語った。
▽決勝(9日)
苫小牧ガイラルディア
0110230=7
000100X=1
札幌シェールズ
(苫)京野―田中莉
(札)小川、川瀬―竹中