苫小牧シニア4連覇 39チームの頂点に-道還暦軟式野球
第21回北海道還暦軟式野球選手権大会が8~10日、上川管内鷹栖町などで開かれた。全道39チームが参戦したトーナメント戦で苫小牧シニア倶楽部が優勝。史上2チーム目となる大会4連覇を見事達成したほか、来年の全日本選手権大会(新潟県)切符もつかんだ。
2回戦から登場した苫シニア倶楽部は、初戦で赤平レインボーズに20―1の五回コールドで大勝すると、3回戦では強豪札幌地区のオール札幌にも8―0の五回コールドで快勝した。
準々決勝では昨秋の北海道選抜大会(北見市など)準決勝で敗れている札幌迷球会に8―4で逆転勝ち。勢いに乗ると、準決勝でオールズ・江別に3―0で勝利。準地元開催に燃える旭川布袋クラブとの決勝は、3番濱口正光、4番澤田義文の本塁打など長打6本を含む2桁安打で8―4と強さを見せた。
2016年の第18回大会から、毎年新戦力を加入させ「打倒苫シニア倶楽部」を掲げて挑んでくるライバルチームを撃破し続け、たどり着いた偉業。渡辺徹代表は「(4連覇を)目指してはいたけど、まさか本当にできるとは。けが人が多くやりくりが大変だった中、目標を達成できてうれしい」と満面に笑みを浮かべた。