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小学生タグラグビー、苫小牧初の専門チーム結成 アスールブレーブス、全道大会出場目指す

2019/3/23配信

 苫小牧市内で初となるタグラグビー専門の小学生チームがこのほど、立ち上がった。西部地区を中心に活動する総合型地域スポーツクラブ「PROVOCATOR(プローウォカートル)苫小牧」が運営する「アスールブレーブス」。メンバーは大一番となる年末のサントリーカップ全国小学生選手権大会胆振予選大会出場を目指し、地道に練習に励んでいる。

 プローウォカートルではこれまでの3年間、バスケットボールチームのメンバーを中心に期間限定のタグラグビーチームを結成。昨年まで2年連続の胆振大会優勝をはじめ、今年1月には全道大会で初勝利を収めるなど着実に成果を挙げてきた。

 その流れを受けて昨年5月、小学生メンバーを募ってタグラグビー専門のチームを発足。チームカラーでもある「青」を生かし、「青い勇者」を意味するスペイン語と英語を組み合わせた名称にした。関係者によると、タグラグビーを専門にしているジュニアチームを持つのは、道内でも極めて珍しいケースという。

 練習は毎週土曜日の夕方。市ラグビーフットボール協会の指導員がコーチングで携わり、現在は小学1~3年生の7人で活動している。まだまだ成熟には程遠いが、子どもたちのはつらつとした姿が印象的。低学年が中心のチーム構成のため、チームスポーツを通じてあいさつや礼儀、整理整頓なども並行して身に付けさせていく考えだ。

 星野いくみ代表は「負けん気が強く、一人ひとりのカラーが出ていて面白い。最初はボール遊びみたいな感じだったけれど、意外とパスもつながるようになったし、着々と成長している」と子どもたちの伸びしろに目を細める。2月には市内の大会に初出場を果たし、白星こそ挙げられなかったが、上級生を相手に善戦。「びっくりするようなプレーや楽しみなプレーがたくさんあった」と期待も大きい。発足時からのメンバーの一人、葛巻咲帆(東小3年)は「一人でやるよりチームでやる方が楽しい。(大会では)強いチームがいっぱいいるなと感じた」と言い、次の大会に向けて「頑張りたい」と意気込む。

 サントリーカップに出場するためには、4年生以上7人が必要となるため、プローウォカートルでは体験会などを催してメンバーの募集を呼び掛ける。星野代表は「率先して声を出すなどチームらしくなっているし、比例して技術も付いてきている。この子たちが5、6年生になった時に全道大会に出て、決勝トーナメントに行けるくらいのチームになったら」と希望を語る。

 タグラグビー ボールのパスやトライなどは通常のラグビーと同じルールを採用しているが、タックルの代わりに選手の腰に着けているタグ(布製の帯)を取るといった安全性を重視する。小学年代を中心に普及しており、世代や性別を問わずに楽しむことができる。小学年代では全道、全国大会につながるサントリーカップが最高峰の大会として存在する。

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