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鮨勝フレンズ初V オールスターとの接戦制す-大鷲旗争奪苫小牧朝野球

2018/8/24配信

 第56回大鷲旗争奪苫小牧朝野球大会(苫小牧民報社、苫小牧市主催)は24日早朝、とましんスタジアム(苫小牧市営緑ケ丘球場)で決勝を行った。鮨勝フレンズが1―0で昨年優勝のオールスターMIを制し、初優勝を果たした。

 個人賞では、決勝で先発し好投した鮨勝・菊地翔太投手が最優秀選手賞、同じく鮨勝の丸山智弥選手は殊勲賞を受賞。また、オールスターMIの横谷健投手が敢闘賞、鮨勝・林祐希選手が打撃賞に輝いた。

 6月1日に開幕した今大会は、市内の職域、クラブの45チーム総勢830人が参加。伝統の大鷲旗を懸けて予選、決勝トーナメントで熱戦を繰り広げた。

 閉会式で、主催者を代表した苫小牧民報社の横田泰正社長は「決勝にふさわしい素晴らしい試合を見せていただいた。期間中は早朝から大変だったと思うが、本当にお疲れさまでした」と選手らをねぎらい、決勝に進んだ両チームと3位のとましんに賞状やトロフィーを贈った。

投手戦制した鮨勝フレンズ 一丸で栄冠つかむ

 息詰まる投手戦を見事に制し、初優勝を果たした鮨勝フレンズ。チームを率いる佐藤俊介監督も「ここに照準を合わせてやってきたので、本当にうれしい」と話すように、優勝の味は格別なものになった。

 大会を通じて強打で勝ち進んできた鮨勝だが、決勝では、オールスターMI先発の横谷健からあと一本が出ず苦しい状況だった。

 先発し、大会の最優秀選手賞に輝いた菊地翔太が、最速140キロの直球を中心にオールスターMI打線を翻弄(ほんろう)するなど粘投し、打線の援護を待った。そして五回裏、丸山智弥の安打を皮切りに一死一、三塁と好機をつくり、代打鈴木健太の打球を見た三塁走者の丸山が、好走塁で捕手のタッチをかいくぐり、虎の子の1点をもぎ取った。ナインは得点の瞬間、好走塁の丸山を祝福。ベンチは大きな盛り上がりを見せていた。

 菊地は、最後のマウンドでも三つのアウトを積み重ねた。最後の打者を打ち取った瞬間、鮨勝ナインに歓喜の輪が広がった。菊地は決勝のマウンドについて「本調子からは正直いって離れていたので、しっかりと打たせてとろうと思っていた。何とか優勝したいと思っていたのでよかった」と振り返った。

 鮨勝は、9月下旬に開催される高松宮賜杯全日本軟式野球大会に出場するほか、続開中の東日本軟式野球南北海道大会苫小牧支部予選にも参戦。大鷲旗制覇を機にチームとしてさらなる飛躍が期待される。佐藤監督は「みんな一丸となってつかみ取った優勝。これからも大会が控えているので、この優勝経験を生かしていければ」と意気込んだ。

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