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アイスホッケー

北海道栄アイスホッケー部 監督に元アイスバックス小林さん

2016/4/14配信

 苫小牧市出身の元アジアリーガー・小林弘典さん(32)が、北海道栄高校アイスホッケー部の監督に就任した。12日には、初の氷上練習を指揮。「パックをもっと大切に」など、ひときわ大きな声を張り上げ、15人の部員たちと熱く向き合った。海外挑戦や小中高生向けのアイスホッケーキャンプ開講など、豊富な経験、競技を通じたつながりをフルに生かす。「選手に信頼される指導者になりたい。インターハイ優勝を目指せるチームに」と意気込んでいる。

 苫小牧凌雲中から関東の名門・埼玉栄高、早稲田大学へと進んだ小林さん。ハードチェッカーが売りのFWとして、同大卒業後に北米ノースイースタンホッケーリーグ(NEHL)のアイスキャッツでプレーし、2007年からアジアリーグの栃木日光アイスバックスに所属した。

 その後もオールアメリカンリーグ(AAHL)のバトルクリークレボリューション、フェデラルホッケーリーグ(FHL)のダンビルダッシャーズ、香川アイスフェローズで活躍。また、アイスホッケー留学の仲介会社を立ち上げ、日本の将来を担う子どもたちの技量向上にも尽力してきた。

 転機が訪れたのは昨年冬。高校時代の恩師、格地現(あきら)監督を介して、道栄・渡邊和弘校長からアイスホッケー部の監督就任の熱烈オファーを受けた。「強くしたいという熱意に引かれた」と大学在学時に社会科の教員免許を取得していたこともあり、教員転身を決意した。

 「厳しさの中に愛があった。常に選手たちのことを考えてくれていたし、困っているときに助けてくれた」格地監督を理想の指導者像に掲げる。道栄は、今年の南北海道新人大会で1勝4敗の5位(6校中)と下位に沈んでいるが、「技術面では伸びしろが多い印象。自分がどこまでモチベーションを上げてやれるか」と小林さんは話す。

 また、海外を渡り歩く中で、「日本の選手にはハングリーさが足りない」ことを肌で感じてきた。全国制覇という高いチーム目標を掲げたのはもちろん、「困ったときに行き詰まらないよう、常に夢を持ちなさいと選手たちには伝えている」。

 DFの柳谷界一主将(3年)=苫小牧啓北中出身=は、「ためになる練習ばかりだし、とても楽しい」と初の氷上練習を振り返る。「自分たちを家族と言ってくれたのがうれしい。みんなで頑張ろうと前を向けるようになった」と笑顔を見せた。

 1985年から20年間、埼玉栄の教員として勤務し、小林さんの高校時代もよく知る渡邊校長は「生徒会の役員も務めるなど、とても優秀な生徒だった。これほどの適任者はいない。毎年10人、15人と選手が入ってくる強いチームをつくってほしい」と期待。小林さんは「日本全国にアイスホッケーを通じた知り合いも多くいる。苫小牧だけではなく、いろんなところから選手を呼び込みたい」と未来図を描く。

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