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アイスホッケー

女子IH・ペリグリン支援先を模索中 三星、大東開発が撤退

2015/6/17配信

 苫小牧市内を拠点に活動する女子アイスホッケーの名門「三星ダイトーペリグリン」をスポンサー支援していた地元菓子製造販売の「三星」と不動産の「大東開発」が、昨季限りで撤退したことが関係者への取材などで分かった。チームは存続する方針で、すでにシーズンに向けた陸上、氷上練習をスタート。並行して各企業などを中心に新たな支援先を探している。

 ペリグリンは、1977年に「苫小牧ペリグリン」として発足し、昨季までに直近の全日本選手権3連覇を含む計17度の優勝を誇る国内女子アイスホッケー界を代表する強豪チーム。これまで98年の長野五輪や世界選手権などの国際大会に数々の代表選手を輩出し、2014年のソチ五輪には日本代表「スマイルジャパン」で主将を務めたFW大澤ちほ(ビクトリーホンダ)=米国デトロイト市=ら最多の7人を送り込んだ。

 一方で、90年代から長きにわたって支援してきた「岩倉建設」が09年度限りでスポンサーを降板。三星と大東開発はその後の10年から運営資金として年間200~400万円を負担してきたが、5年が経過して「一区切り」との内容を打ち出したという。

 女子アイスホッケーでは、過去に釧路ベアーズを支援していた六花亭、加森観光が支援を打ち切るなど長期にわたる安定した運営が課題となっていた。今回のメーンスポンサー撤退を受け、ペリグリンを指揮する永井宏幸監督は「こういう状況になったが、選手の大きな負担にならないよう、みんなで力を合わせて頑張っていく」とコメント。苫小牧アイスホッケー連盟の黒津昌風理事長は「ペリグリンは日本でもトップのチーム。スポンサーがないからと言ってつぶすわけにはいかない」と説明し、「連盟としてもできる限り協力していく」姿勢を示した。
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