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アイスホッケー

苫西高アイスホッケー部に活気 ビアリーグに期限付き特例参戦

2019/4/11配信

 苫小牧西高校アイスホッケー部が昨年度、原則ボディーチェックを禁止にした社会人カテゴリーの苫小牧ビアリーグ(30チーム出場)に参戦した。1シーズン限定ではあったが、公式戦で長年遠ざかっていた勝利なども経験。小野崎優教諭(現苫小牧工業高教諭)は「3月までの長い期間、良い部活動ができた」と振り返った。生涯スポーツを通じて貴重な成功体験を得ることができた。

 2017年12月の全道大会後、当時の3年生が引退し、残った部員は高校から始めた3人のみ。春を迎え、勧誘活動も行ったが、高体連の大会に出るのは厳しい状況だった。高体連主催の公式戦に出場する人数には達せず、断念せざるを得なかった。

 ただ「その中で練習をしていても生徒は達成感を味わうことはできない」。小野崎教諭自ら打開策を模索し、ビアリーグを運営する苫小牧ビアリーグ普及委員会に参加を打診したのが始まりだ。同リーグはこれまで中体連、高体連に加盟する選手の出場を許可していなかった。しかし「西高さんの部としての環境を踏まえた上で、アイスホッケーを楽しんでもらうことができれば」という同委員会の思いと、参加全チームの承認を得て特例での参戦を認めた。

 大会には当時3年生の3人とマネジャーを軸にクラブチームに所属する女子部員、OB、OG、教職員の協力を得ながら出場。グループリーグ戦で1次、2次いずれも4勝1分で1位の成績を残した。決勝トーナメントでは準決勝敗退となったが、当時の3年生が卒業したことに合わせて一区切りを付け、3月31日に行われた最終戦を持ってビアリーグの活動に幕を下ろした。

 小野崎教諭によると、勝利はおろか「彼らは点数を取ることもできなかったし、ましてや長い時間パックをキープすることもできなかった。マネジャーも『迷惑を掛けたくない』と一般滑走やホッケースクールに通っていた」と言う。試合ができる喜びが意欲をかき立てたようで、「シーズン中、陸トレも含めて高いモチベーションを保つことができた」と喜ぶ。

 プレーの場を提供した同委員会の前島臣政委員長は「高体連の中では強い相手とやる状況だったと思うが、参加してもらった中で勝つ喜びや点数を決める喜びも実感できたはず。ビアリーグ本来の趣旨を感じてもらえたのでは。小野崎先生にも参加していただいて感謝している」と述べ、それぞれの道に進む参加者たちに「いつかまたビアリーグの場で個々に楽しんでもらえたら」と期待を寄せていた。

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