3

19(火)

胆振の
明日の天気

曇り時々晴れ

12 / 1

アイスホッケー

ダイナックス、東洋大と初の定期戦-アイスホッケー

2019/3/11配信

 苫小牧の社会人アイスホッケーチーム、ダイナックス(本社千歳市)と関東の名門東洋大による定期戦「ダイナックスカップ」が10日、ダイナックス沼ノ端アイスアリーナで開かれた。会場には応援団をはじめ、多くの観客が来場。スピード感あふれる攻守の切り替えや激しいぶつかり合いも見られる公式戦さながらのゲームが繰り広げられた。試合は6―3で東洋大が勝利した。

 試合に先立ちダイナックスの秋田幸治社長による記念のフェースオフでスタート。立ち上がりは運動量で勝る東洋大が押し気味に試合を運び、開始3分に石橋拓実(駒大苫小牧高出身)、猪狩大智(同)の連続得点で2点を先行。1点差で迎えた第2ピリオド7分にも連続得点を奪うなど、要所で効果的に追加点を挙げた。対するダイナックスは体を張った守りで随所に食らい付き、第2ピリオド1分に相手の反則で獲得した最初のパワープレーのチャンスで山野下元氣が決めて、一時は1点差に。その後突き放されたが、パワープレーを生かして小原卓朗、大場大が得点するなど最後まで大会を盛り上げた。

 試合後には表彰も行われ、第1回大会のMVPは東洋大のGK水田勇輝(同)が獲得。ゲームベストプレーヤーには、先取点を挙げた東洋大のFW石橋とダイナックスのFW山野下がそれぞれ選ばれた。

 今回の定期戦は、ダイナックスと東洋大のスタッフが高校、大学の先輩後輩という縁があり、互いの強化と競技の普及、発展につなげていこうと初めて実現した。ダイナックスの大澤洋介監督は「無事に終わってホッとしている。たくさんの方にご協力を頂き、小学生チーム、大学生チームに支えられて開催できたことに感謝したい」と話した。

 最後にマイクを手にした東洋大の鈴木貴人監督は「社会人日本一のチームと試合をすることは、4月の関東大学選手権に向けていい経験になる。何とか優勝して良い報告をしたい」とあいさつ。また「今、アイスホッケー界は日本製紙クレインズの廃部など寂しい話題が続いているが、みんなで力を合わせて盛り上げていきましょう」と観客、関係者に呼び掛け、幕を閉じた。

強豪対決に見応え 競技の普及、発展を期待

 社会人全国ナンバーワンチームと関東の強豪大学による定期戦。ダイナックスはけが人を抱え、東洋大はユニバーシアードメンバーが不在と互いにフルメンバーではなかったが、それを感じさせない見応えある試合になった。東洋大が若さあふれるプレーで押し気味に試合を展開し、終始優位に試合を運んだ。

 試合を終え、東洋大のOBでもあるFW山野下は「僕らの学生の時よりもスキルがあるし、組織的にも良いチーム。新1年生が入って間もないが、運動量があってよかった。いい機会になった」と笑顔で振り返る。小学生向けのスクールにもコーチとして参加し、「アイスホッケー界の発展と今後のために、こういう取り組みが未来につながれば」と期待。大澤監督は「6、7割は守勢で守りの部分で勉強になった。これを励みにJアイス(日本アイスホッケーリーグ)プレーオフに向けてしっかり照準を合わせていけたら」と話した。

 一方、東洋大の鈴木監督は「しっかり走って相手にプレッシャーを掛けることができ、優位に試合を運べたと思う」と評価。経験豊富な社会人チームとの戦いから「ゲームコントロールや緩急をつけたプレーは学生の参考になった。スペシャルプレーで失点を喫しており、良いものを学ばせてもらった」と手応えも挙げた。

 両チームのレベル向上、低迷するアイスホッケー界の普及、復活につながる一助になればと社会人と大学がタッグを組んで実現した今回の定期戦。大澤監督は「アイスホッケーというスポーツを少しでも多くの子供たちに知ってもらいたい。来年、再来年とたくさんの方に周知しながら継続していきたい」と意欲をうかがわせ、鈴木監督も「できればもっとチームを増やし、カテゴリーをまたいだ試合を増やしていきたい」と希望を語った。

週間ランキング

集計期間 03/12〜03/19

お知らせ

受付

苫小牧民報社から