道路建設、西武破り 女王を奪還-全日本女子アイスホッケー選手権
第38回全日本女子アイスホッケー選手権大会(A)=日本アイスホッケー連盟主催=の最終日は24日、帯広の森アイスアリーナなどで決勝と順位決定戦を行い、苫小牧の道路建設ペリグリンが3―1で西武プリンセスラビッツに逆転勝ちし、2大会ぶり19回目の日本一に輝いた。大会最優秀選手(MVP)には、道路建設のFW高涼風が選ばれた。
3位決定戦では、釧路のダイシンが4―0で高須クリニック御影グレッズに完封勝ち。苫小牧勢は5位決定戦に回ったトヨタシグナスが3―0で釧路ベアーズを下した。
▽決勝
道路建設ペリグリン 3 1-1 1 西武プリンセスラビッツ
2-0
0-0
▽得点者【道】高(小池、鎌田)山下光(米山、山下栞)大滝(早川)【西】久保(小山)▽GK【道】前田【西】外崎
道路建設が大一番を制した。1点を追う第1ピリオド19分、小池がゴール前にパックを放り込んで生まれた混戦から高が押し込み、同点に追い付くと、第2ピリオド3分には米山のパスを山下光が合わせて勝ち越しに成功。11分には速攻で早川からパスを受けた大滝がGK右肩口に鮮やかなシュートを突き刺した。
第3ピリオドは流れが行き来する中、終盤2分半におよんだ相手の6人攻撃をGK前田を中心にしのぎ切った。
【個人賞】▽大会最優秀選手 高涼風(道路建設)▽最優秀新人賞 佐野友香(釧路ベアーズ)▽ベストGK 前田葉月(道路建設)▽同DF 小池詩織(同)▽同FW 大滝知香(同)