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アイスホッケー

女子IH、若手の成長不可欠 北京五輪で悲願のメダルを

2018/8/16配信

 4年後の2022年北京五輪を目指してスタートを切った女子アイスホッケー日本代表「スマイルジャパン」。14年ソチ五輪以来、再登板となる飯塚祐司新監督の下で悲願のメダル獲得を目指す。若手の育成など現状の課題を解決しながら、チームづくりを進めていく。

 7月に行った代表候補選手を集めた苫小牧での合宿。主に国内チームでプレーする32人を招集した。内訳を見ると、先の韓国平昌五輪代表組は主将を務めたFW大澤ちほをはじめ、FW米山知奈(道路建設ペリグリン)、苫小牧出身のDF鈴木世奈(西武プリンセスラビッツ)、最年少で五輪メンバーに入ったDF志賀葵(トヨタシグナス)ら13人。

 その一方で、藤本那菜(ボルテックス札幌)はオフに肩を手術し、当面は参加を見合わせ。苫小牧出身のベテランFW久保英恵(西武プリンセスラビッツ)、エース候補のセンター床秦留可(同)もけがの回復具合を考慮して代表活動の参加を見送った。他の五輪メンバーを見ても、数人が所属チームで休部状態など一線から退いている様子。30代だった小野粧子、足立友里恵、中村亜実のベテラン3人は現役を引退した。

 年代別に見ると、大澤らかつて若手から中堅と呼ばれた世代がいつしか最年長となり、最年少は中学生のGK佐々木玲果(トヨタシグナス)。大澤は「急に最年長になり、10歳以上年下もいる。不安もありつつ、先輩たちはどういう気持ちでやっていたのかを考える」と心境を語った。

 次の五輪を考えた時、若い世代の育成は日本の喫緊の課題とも言える。ソチ五輪から平昌五輪の4年間で、大幅なメンバーの入れ替えはなく、良い意味で長期的な強化ができた。だが、逆にソチ五輪以降、頭角を現してきたのはFW高涼風(道路建設ペリグリン)や床秦、志賀くらい。大澤、米山、鈴木らが10代で日の丸の中心選手になったことを考えると、若手の押し上げはそれほどなかった。年明け早々には帯広市で世界選手権トップディビジョン(1部相当)も控えており、中高生の育成も並行して進めていかなければならない。

 しかし、「プレースピードの部分など、まだ五輪メンバーに分があるのかなと思う」と飯塚新監督。日本アイスホッケー連盟では、4月にフィンランドで開催されたU16(16歳以下)ヨーロッパカップに中高生メンバーを出場させた他、定期的な合宿、国際大会への参加を通じて育成強化を進めていく方針だ。

 新指揮官は「五輪に出ていない選手がベテラン、五輪経験者に活力を与えてくれたら、チーム力全体が上がる」と期待する。4年後へ、日本の女子アイスホッケー界をけん引する新戦力の台頭が待たれる。

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