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高校野球

苫小牧勢2校が大奮闘 駒大苫V、苫工準V-春季全道高校野球

2019/6/4配信

 第58回春季北海道高校野球大会(トーナメント戦)が5月27日から6月2日、札幌円山球場で開かれ、駒大苫小牧が2年ぶりの栄冠をつかんだ。また、23年ぶりの春の円山に戻ってきた苫小牧工業も準優勝と健闘。全道10支部の予選会を勝ち抜くなどした16校の精鋭が集う一戦で、室蘭支部のレベルの高さを見せつけてくれた。2校の奮闘ぶりを振り返る。

 駒大苫は2年生エース北嶋洸太の力投が光った。まだ好不調の波が大きく、初戦の小樽双葉、準決勝の札幌第一戦では打ち込まれる場面もあったが、2回戦の旭川大学高では、わずか1点リードの三回2死一、二塁で緊急登板。三振で切って取ると、4回以降は北北海道屈指の打力を誇る相手打線をわずか2安打に抑えた。

 苫工の大一番でも実力を発揮した。前日の準決勝で155球を投じた疲れも見せず、持ち前の球威ある「真っすぐがよかった」ことで、オフシーズンにOB伊藤大海(現苫小牧駒沢大学)からアドバイスを受け、よりキレの増したスライダーが生き計12奪三振。制球もよく無四死球と圧巻の完封劇だった。

 打線も小樽双葉戦こそ5安打と苦しんだが、2回戦以降は毎試合2桁安打をマーク。支部予選から好調を維持する辻本直樹(3年)、各務泰生(同)ら上位陣はもちろん、「何とか(北嶋を)楽にさせたかった」と準決勝、決勝の2試合で6安打6打点と覚醒した伊藤圭河、今大会打率4割超えとなった大沼恒介など下位打線の活躍も大きかった。

 一方の苫工は、出場校中3番目に低い支部予選チーム打率がうそのように、初戦から猛打を振るった。両校合わせて29安打を放った函大有斗との乱打戦を13―7で制し勢いに乗ると、2回戦では昨秋の北海道大会ベスト4の釧路湖陵を13―3の六回コールドで下した。

 勢いは止まらず、準決勝では札幌国際情報自慢の投手陣に8安打を浴びせた。決勝こそ駒大苫のエース北嶋を打ち崩せなかったが、今大会打率3割5分6厘、13打点を記録した畠山祐大(2年)、三上謙人(3年)、小幡道夢(同)のクリーンアップはどのチームにも劣らないほど強力だった。

 投手陣は、エース松本凛大(3年)、左腕村上大成(同)が各戦で結果を残した。松本はコースを丁寧に突いた投球で打者を翻弄(ほんろう)。円山のマウンドは「投げやすかった」と言う。支部予選から体現してきた、打たれても要所で失点を防ぐ粘りのピッチングにさらに磨きが掛かった様子だ。

 181センチの長身を生かした思い切りのいい投球で躍動した村上は、決勝で駒大苫打線を五回から八回まで無得点に抑え、夏への布石にした。

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