駒大苫V4年ぶり5回目 旭実突き放す-秋季高校野球
高校野球の第70回秋季北海道高校大会は9日、札幌円山球場で決勝が行われ、室蘭支部代表の駒大苫小牧が12―10で旭川実業を下し、4年ぶり5回目の制覇を成し遂げた。
来春のセンバツ甲子園出場の重要な参考となる1、2年生選手たちの戦い。2年ぶりの今大会出場となった駒大苫は、2回戦で白樺学園に8―1で八回コールド勝ち。続く3回戦では立命館慶祥に5―3で競り勝った。
札幌日大との準決勝では、延長十二回の激闘の末7―6でサヨナラ勝ち。旭川実業との決勝は両校合わせて34安打を繰り出す壮絶な乱打戦となったが、四回と七回にビッグイニングをつくった駒大苫が押し切った。大槻龍城主将(2年)は「勝ちたい気持ち、その一つだけだった。うれしい気持ちでいっぱい」と満面に笑みを浮かべた。