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8年ぶり大相撲苫小牧場所に3000人

2016/8/20配信

 2016年度夏巡業・大相撲苫小牧場所(同実行委員会主催、苫小牧市、市教育委員会、苫小牧民報社など後援)が20日、市総合体育館で開かれた。「つなごうスポーツ大作戦」苫小牧市スポーツ都市宣言50周年記念事業で、苫小牧では2008年以来8年ぶりの開催。市内外から足を運んだ3000人ほどのファンが、大相撲を堪能した。

 外はあいにくの空模様にもかかわらず、午前9時前から体育館前には長蛇の列ができ、開場を待ちわびる観客でいっぱいに。午前中は握手会や幕内力士の公開稽古などが行われ、横綱・白鵬や日馬富士らが入場すると、会場からはひときわ大きな拍手が起きた。

 人気力士とちびっ子による稽古では苫小牧相撲少年団、十勝相撲道場の豆力士や一般応募で申し込んだ園児、小学生たちが幕内の正代や大栄翔、荒鷲に挑戦。胸を貸した力士たちは、まわしをつかんで体を持ち上げたり、向かってくる子供たちから逃げ回ったりするなど多様なパフォーマンスで会場の笑いを誘った。

 旭川出身の旭大星に挑んだ中野敏清君(苫小牧東小6年)は「やっぱり大きかったし、戦っていて岩にぶつかっているような感じでぴくりとも動かなかった」と笑顔を見せ、貴重な体験を楽しんだようだった。

 午後からは、幕内力士が熱のこもった取組を次々に披露。横綱の土俵入りもあり、観客を魅了した。
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