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苫小牧でも盛り上がり 工場夜景、新たな観光資源

2016/7/27配信

 苫小牧市内で、工場夜景をテーマにした官民の取り組みが広がりを見せている。工場夜景は全国的に注目度が高まっており、苫小牧では市民グループ「とまこまい工場夜景振興局NEO」がインターネットで美しい夜景写真を発信し、苫小牧観光協会は地元観光スポットとしてPRする写真展を開催。胆振総合振興局もホームページで苫小牧の工場夜景を紹介するなど、観光資源に生かす活動が熱を帯びつつある。

 工場夜景は、工場の明かりが暗闇に浮かび上がる幻想的な雰囲気などが人気を呼び、新たな観光資源として全国的に注目を集めている。道内では、製鉄所など工場群を抱える室蘭市の観光関連団体が観賞バスツアーを運行するなど先駆的な活動を展開し、産業都市の苫小牧市でも既に取り組みが始まっている。

 市と苫小牧観光協会は、2014年2月に発行した「とまこまい産業観光GUIDE」で苫小牧港・西港臨海部など市内8カ所の工場夜景スポットを紹介。今年6~7月にはさらにPRしようと、苫小牧と室蘭の両観光協会が協力し、表町のまちなか交流センター・ココトマなどで、両市の美しい工場夜景の風景を捉えた写真展を初めて開催。用意したパンフレットがすぐに無くなるなど、苫小牧観光協会は「関心の高さがうかがえた」と話す。

 2月に発売された写真家・岩崎拓哉さんの著書「プロが教える夜景写真 撮影スポット&テクニック」(日経ナショナルジオグラフィック社)の中でも苫小牧の工場夜景が紹介された。苫小牧観光協会の山岸裕治事務局長は「北海道を代表する港湾、産業の街として夜景を継続的に発信していき、多くの人に関心を広げていきたい」と語り、今秋に予定する産業観光モニターツアーに工場夜景を組み込むことも検討している。

 また、第61回とまこまい港まつり(8月5~7日)関連イベントとして実行委員会が初企画した、市内の工場夜景と花火大会を楽しむバスツアーには市内外から応募者が殺到。事務局の市商業観光課は「今後の取り組みにつなげられれば」と手応えを語る。

 胆振総合振興局も今月15日、「いぶりの二大工場夜景」として苫小牧と室蘭を紹介するコーナーをホームページに開設。「工場夜景を撮影しSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で発信する動きが盛り上がっており、PRすることで観光客が増えれば」と期待を寄せる。

 市民の動きも。市内桜坂町の蛎崎和彦さん(48)は「とまこまい工場夜景振興局NEO」を立ち上げ、2月からインターネットのフェイスブックでメンバーが撮影した市内の工場夜景の写真を随時紹介している。「写真は撮らないけど、きれいな夜景を見たい」とメンバー登録する人も多く、苫小牧在住者を中心に約450人にまで増えている。

 蛎崎さんは工場夜景について「明暗のコントラストが生み出す未来都市のような雰囲気が魅力。写真展など単独事業はまだ予定していないが、行政などの取り組みには積極的に協力したい。多くの人に街に興味を持ってもらうきっかけになれば」と話す。

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