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漫画「僕だけがいない街」 "聖地巡礼"登場場所訪ね苫小牧へ

2016/2/20配信

 苫小牧市出身の三部けいさんが手掛ける漫画「僕だけがいない街」(KADOKAWA刊)で、モデルとなっている苫小牧市内の各所を訪れるファンが増えている。象徴的な場所として登場する市科学センターでは、漫画作品の紹介コーナーを設置。苫小牧観光協会も観光案内所に三部さんのイラスト色紙などを展示してPRに力を入れている。作品はテレビアニメ化されて現在、放映中で、3月19日には実写版の映画も公開される予定。苫小牧ゆかりの作品への応援ムードが広がっている。

 「僕だけがいない街」は、主人公の悟が母親の殺人事件の犯人を追って、過去(1988年)の小学生時代に舞い戻るサスペンス。漫画には市科学センターや苫小牧美園小学校、苫小牧川付近などがモデルになった風景が描かれている。1月に始まったテレビアニメ(北海道文化放送で毎週月曜日午前1時半から放送)では、王子製紙苫小牧工場の煙突など、より苫小牧を思わせる景色も登場している。

 作品への人気の高まりで最近、こうした場所を巡るファンが増えているようだ。同センターでは、アニメ化や映画化が報道されて以降、施設に訪れるファンの姿が見られるようになったという。同センター職員の早坂江里子さんは「『クマ(の剥製)はどこにありますか』とよく聞かれ、もしかしたら漫画の景色を見にいらっしゃったんですか、と聞くと『そうです』と。そんなやりとりが多くなりました」と話す。

 クマの剥製は実際にかつて同センターで展示され、漫画の中でも同センターの展示物として描かれている。現在は市美術博物館が所蔵し、普段は一般公開していないが、映画上映に合わせて公開する方向で検討中という。

 苫小牧ゆかりの作品をPRしようと、同センターは18日、ミール館に三部さんの特設コーナーを設置。「苫小牧市科学センターが漫画に描かれました!」と大きく掲示し、関連する新聞記事やポスターで作品を紹介している。コーナーを作った早坂さんは「アニメ化され、映画公開も控えており、いま波に乗っている作品。これをきっかけにセンターを訪れる人が増えれば」と言う。

 苫小牧観光協会も応援に力を入れる。表町のふれんどビル内にある観光案内所で、三部さんのサイン入りイラスト色紙や作品のポスターを展示。JR苫小牧駅自由通路の掲示板にもポスターを張ってPRしている。モデルとなった場所のマップ作りを求める意見もファンから寄せられたといい、同協会は「まちの知名度アップにつながれば」と期待を寄せる。

 市商業観光課の担当者も「全国にファンがいる人気作品なので苫小牧を知り、足を運んでもらうきっかけになるのは喜ばしいこと。市としても三部さんを引き続き応援していきたい」と話す。

 人気俳優の藤原竜也さんと有村架純さん主演の映画公開に向けて、ディノスシネマズ苫小牧でも特設コーナー設置を検討中といい、作品を盛り上げる地元のムードはますます高まっていきそうだ。

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