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3月、札幌―苫小牧間のSきっぷ廃止 利用客から不満の声

2016/1/7配信

 JR北海道は、3月26日のダイヤ改正に合わせ、札幌―道南、道東を中心とした特急の往復割引切符(Sきっぷなど)を大幅に見直す方針を示した。札幌―苫小牧駅間は、利用する特急列車によっては往復で1500円の値上がりとなる。苫小牧の利用客からは「値上げ幅が大き過ぎる」などと不満の声が上がっている。

 廃止となるのは、特急が利用できる自由席往復割引切符・Sきっぷ(3040円)と4枚つづりのSきっぷフォー(5880円)。3月25日で販売を終了する。

 代わりに、乗車券往復割引切符=普通列車自由席=(2280円)を同月26日から新たに販売。同切符を利用し特急列車に乗車する際、自由席・指定席特急券を別途購入する必要がある。例えば、ダイヤ改正後の特急「スーパー北斗」「北斗」(合わせて1日12往復)の自由席に往復で乗車する場合、料金は総額4540円に。Sきっぷと比べて、往復で1500円の値上がりとなる。

 一方、特急「すずらん」(1日6往復)に乗車する場合、2940円で往復できる「オプション特急券」を同日から販売。Sきっぷと比べ、100円の値下げとなり、Sきっぷフォーと同水準となる。

 往復割引切符の見直しに、利用者から不満や戸惑いの声も。出張で札幌に行く際、Sきっぷを利用していた新富町の男性会社員(61)は「いきなり1500円も上がるなんて。便利な切符だったのに」とため息。日吉町の男性会社員(40)は「札幌に気軽に行けなくなってしまう。すずらんは本数も少ないし、不便になりそう」と困惑した表情を浮かべた。

 JR北海道広報部は「使いやすく、分かりやすい商品体系を目指した」とし、「(今回の見直しは)北斗、スーパー北斗の自由席が非常に混み合う傾向にあり、すずらんの利用を増やす意味もある」と話している。
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