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西川組と苫工生、照明器具を共同開発 高齢者のリハビリに

2015/10/3配信

 苫小牧市矢代町の電気工事西川組(西川良雄社長)は、苫小牧工業高校(猪瀬徹校長)電気科の2年生3人と共同で、高齢者の手や脳のリハビリを支援する照明器具の試作品を完成させた。パズルのように、パーツを全て組み付けると点灯する「ツリー型照明」で、他にインテリア風の「癒やし照明」も作った。近く、福祉施設の職員に触れてもらい感想などを聞いた上、今年度内の完成を目指す。

 今年7月、市の「立地企業サポート事業補助金」(試作品製作)の採択を受け、高齢者のリハビリ製品の開発に取り組んでいた西川組は若い世代の意見も取り入れようと、同校電気科長の目時(めとき)康之教諭(51)に相談。目時教諭が同科2年生に事業への参加を呼びかけたところ、中田勇太君(17)と堀井悠君(16)、片桐直優(なおまさ)君(16)の3人が応じ、共同製作が始まった。

 ツリー型照明は、クリスマスツリーに見立てた高さ27センチの木製のスタンドタイプ。サンタクロースや星などの飾りパーツを本体に全て組み付けると、LED(発光ダイオード)が点灯する仕組みだ。

 癒やし照明は、オブジェなどを収納した縦17・5センチ、横12センチ、奥行き12センチの直方体のLEDインテリア。

 中田君は「ツリー型木製照明は配線の調整を何度もやり直したが、最終的に良い物ができた」と満足そう。「癒やし照明はどういう人に受け入れられるのか悩んだ。試作段階だが、達成感はある」と堀井悠君。片桐君は「会社の製品がすごく考えて造られていることを知った」と話した。

 3人を見守った目時教諭は「ものづくりは、作ってみて初めて難しさや楽しさが分かる。彼らの将来に生きる体験になったはず」と目を細めた。

 この他、西川組は独自に和紙をプラスチック板に貼り合わせ、色合いを楽しむ照明器具なども製作。いずれも福祉施設で職員らに使ってもらいながら、改良を重ねていく方針だ。

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