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苫小牧民主商工会の事務局長 労働保険料を不正流用

2015/9/25配信

 苫小牧民主商工会(苫民商)の30代の男性事務局長が会員の労働保険料約300万円を不正流用していたことが24日までに分かった。上部団体の北海道商工団体連合会(北商連、札幌)に納める会費約660万円の滞納も判明。苫民商は、事務局長を今月末で懲戒解雇し、近く組織を解散する見通し。

 民主商工会は、小規模事業者の経営などをサポートする全国組織。労働保険事務組合機能があり、事業主に代わって労災、雇用保険の事務処理を行っている。苫民商は東胆振、日高西部をエリアとし会員は307人(8月1日現在)。

 不正流用は今月10日、道労働局から労働保険料を納める口座での不適切な金銭の出し入れを指摘され、発覚。その後、北商連などの調べに対し事務局長本人が同保険料302万円の不正流用を認めた。

 北商連は24日、苫小牧市内で会員向けの説明会を開催。不正流用額の一部は事務局長の生活費に充てられていたとした上で、今後の調査の中で、全容を明らかにする考えを示した。

 この他、北商連への会費滞納が2012年度以降で約663万円に上ることも分かり、北商連は苫民商の加盟取り消しを決定。財政的にも存続は困難とみて、解散を勧告している。

 苫民商は16日の理事会で、男性事務局長の懲戒解雇を決めている。流用した保険料の返済方法について、本人は苫小牧民報社の取材に「今は何も言えない」とした。

 苫民商が滞納している労働保険料や会費の滞納総額は1200万円を超えるとの指摘もあり、会員からは「解散により、責任の所在があいまいにならないか」と不安視する声が上がっている。

 なお、不正流用された労働保険料は、道労働局では未納扱い。北商連は「(会員が)二重払いにならないよう、努力する」としているが北商連が肩代わりすることについては、否定した。

 一方、道労働局は「労働保険料を支払ったことが証明されれば、何かしらの対応を検討したい」(労働保険徴収課)としている。

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