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ハンドバイク日本縦断の旅で来苫 森さん、バリアフリー広めたい

2015/8/14配信

 ハンドル部分にあるペダルを腕の力でこぐ自転車「ハンドバイク」に乗り、日本縦断中のシンガーソングライター森圭一郎さん(37)=東京=が13日、ゴールの札幌市に向かう途中で苫小牧市に訪れた。障害がある人も、無い人にとっても住みよい社会を目指す心のバリアフリー運動「ラブ・ハンド・プロジェクト」を全国各地で伝えようと、4月に鹿児島市をスタート、15日にゴールインする予定だ。「たくさんの人に出会い、応援してもらった。これからもバリアフリーの大切さを伝えていきたい」と張り切っている。

 16歳の時、オートバイを運転中に事故に遭い、車いす生活となった。事故後、深く思い悩み、ふさぎ込むことも多かったが、折れそうになった心を大好きな音楽が支えた。19歳で初めて曲を自作し、やがてプロの歌手に。現在はCDでの作品発表やコンサート活動の他、NHKの子供向け人気テレビ番組「ストレッチマン」のストレッチマンパープルとして活躍中だ。

 森さんが音楽と共に取り組んでいるのが、バリアフリーの大切さを伝える運動。車いすで生活しているからこそ気付く社会の問題を解消しようと、昨年夏、「ラブ・ハンド・プロジェクト」の活動をスタートさせた。「街中で段差があった際、車いすでは上れない。支えてほしいと思っても、なかなか言い出せない車いす利用者も多い。その状況を解消したかったんです」と森さん。バリアフリー運動をアピールするため、ハンドバイクによる全国縦断の旅を思い立ったという。

 車や自転車の伴走者2人と共に、鹿児島市を4月6日にスタート。3日後の同9日、鹿児島県内で下り坂を走行中、あまりの加速に転倒し、全身打撲や脳内出血のけがを負った。入院、療養を経て5月中旬に旅を再開したが、「当初はハンドバイクに乗るのが怖くて。1週間ぐらい、ゆっくりとしか走れませんでした」と振り返る。そのつらさも乗り越え、九州、本州を縦断。今月12日に北海道入りし、函館市から渡島や胆振の噴火湾沿いを走行し、13日に苫小牧に入った。

 北海道について「風が心地よく、景色もきれい。最高ですね」。苫小牧入りの前、白老町の砂浜で楽曲の制作もしたという。15日に札幌護国神社でゴールインした後、16日に札幌市中央区の市民活動プラザ星園、17日には小樽市のルタオ本店カフェでのライブも予定。「今度はゆっくり苫小牧を訪れ、ライブもできれば」と笑顔を見せながら札幌へと向かった。

 「ラブ・ハンド・プロジェクト」やライブの問い合わせは、スタッフの広瀬さん 携帯電話090(8464)0308。

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