9

25(月)

胆振の
明日の天気

晴れ

22 / 11

主要

難関・甲種合格は小学生 全国で4人目 危険物取扱者試験

2015/3/24配信

 苫小牧市青雲町、苫小牧錦岡小6年の小島雄太郎君(12)が、国家資格の危険物取扱者甲種を取得した。甲種は難関とされており、少なくともこの10年間では道内で取得した小学生はいない。全国でも4人目。小島君は「まさか合格できるとは思わず、とてもうれしい」と喜びを語った。

 危険物取扱者は、化学物質などを取り扱うのに必要な国家資格。最も簡単な、ガソリンなどを扱える丙種に始まり取り扱う物質の種類別に乙種1~6類があり、最上位に全類を扱える甲種がある。

 資格取得を目指し始めたのは、父親の岳洋さん(40)が乙種4類を受験する際、小島君を誘ったのがきっかけ。岳洋さんは「予備知識があることで日々のニュースなども含めてどんどん興味を広げていけるという思いがあった」と話す。

 小学3年生で乙種4類に初挑戦。数回挑戦した後に4年生で合格し、同学年のうちに乙種を全類取得。甲種は5年生から勉強を始めた。化学物質の反応など危険物の性質、保管方法など法令、化学の基礎をテキストで学んだ。7~8回挑戦したが受からず、2月の試験で受からなかったら一度は諦めることも考えていたと言う。

 試験は2月1日に市内で行われた。「物理」「法令」「性状」の3科目とも6割以上の得点が合格ライン。ふたを開けると全科目6~7割の得点だった。通知は2月20日に受け、免状が同27日付で交付された。

 甲種の免状は、現制度になった1988年度以降、2013年度まで、道内では大人も含めて2253件交付された。乙種の約28万件とは比にならず、合格率も3割弱にとどまる。小学生の合格は過去10年を見ると全国で小島君を含めてわずか4人。道内では過去12年間で初めて。試験を行っている消防試験研究センター北海道支部の担当者は「確実なことは言えないが、さらにさかのぼっても小学生の合格は道内で聞いたことがない。甲種は非常に難しい国家試験で、小学生の合格はすごいこと」と話す。

 小島君は「酸化と還元や危険物の引火点などの物理化学が難しかった分、興味を持つようになった。勉強を始め、見える世界が変わった」と笑顔を浮かべる。現在は市科学センターを拠点とする日本宇宙少年団苫小牧分団に所属し、宇宙や地球のことにも興味津々。「今後はアマチュア無線や気象予報士の勉強に挑戦したい」と目を輝かせた。

週間ランキング

集計期間 09/18〜09/25

お知らせ

受付

苫小牧民報社から