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「発着30」に苫小牧側住民合意 新千歳空港の深夜・早朝枠協議

2015/2/19配信

 新千歳空港の深夜・早朝時間帯(午後10時~翌朝午前7時)の発着枠(便)数拡大について、道と苫小牧市の航路下住民が協議する地域協議会が18日、市内沼ノ端のリサイクルプラザ苫小牧で開かれた。航路下の植苗・美沢、沼ノ端、勇払3地区の住民側は、現行の1日6便から30便へ拡大する道の方針を了承。基本合意に関する覚書の調印式を3月19日に開くことも決め、発着枠拡大をめぐり2009年以降、断続的に続いていた道と苫小牧市住民の協議はようやく決着を迎えた。

 拡大をめぐる地域協議会の開催は、同日が4回目となり、3地区住民や道、市の担当者ら約40人が参加した。

 枠拡大に関する協議が09年に始まり、14年2月に道から示された30便への拡大案について、3地区の代表者が「おおむね了解」とした意見を報告した。前回(昨年12月)の協議会で、植苗・美沢地区での道営住宅建設や、沼ノ端地区での児童センターなど複合施設整備、勇払地区での総合福祉会館大規模改修など計7項目の地域振興策が道から示されたことが、住民側の拡大案了承につながった。

 合意の意向を得たことで、道は基本合意に関する覚書案を提示。▽発着枠30便への拡大▽増便分の24便の飛行は午後10時~午前0時と午前6~7時に限定▽住宅防音対策の上限額撤廃▽7項目の地域振興策―を記した内容で、調印式に高橋はるみ知事と岩倉博文市長も出席することが確認された。

 一方、住民側から千歳市側の協議の遅れを心配する声も上がった。千歳市住民と道の協議では、これまでのところ発着枠拡大案と防音対策が示されただけで、地域振興策の取りまとめ作業にも時間がかかっている。

 道としては両市の合意を得なければ、覚書は効力を持たないという考え。このため、同日の協議会で住民から「できるだけ早い決着を目指してほしい」との声が上がり、荒川裕生副知事は「地域の実情が異なるが、道としてこれまで以上に千歳市側へ丁寧に説明し、理解を得る努力をする」と述べた。

 協議会終了後、沼ノ端地区の委員は「発着枠拡大が苫小牧にどれほどの経済効果を生むのかも、しっかりと見定めていきたい」と話した。

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