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白老町社台の道央道で送迎バス横転 韓国人観光客ら13人重軽傷

2013/8/27配信

 26日午後3時5分ごろ、白老町社台の道央自動車道上り車線で、ホテル経営「野口観光」(登別市)の送迎用中型バスが中央分離帯にぶつかって横転した。日本人と韓国人の乗客13人全員が重軽傷を負い、苫小牧市内3カ所の病院で手当てを受けた。高橋雅彦運転手(54)=千歳市新富=にけがはなかった。道警高速隊は事故の原因を詳しく調べている。

 高速隊によると、バス(定員26人)には10代から70代の日本人3組8人と、30代の韓国人2組5人の観光客が乗っていた。肩甲骨や骨盤の骨折などの疑いで4人が入院、残り9人は軽いけがで、一部乗客は予定通り登別温泉の宿泊先へ向かった。

 現場は片側2車線で、苫小牧西インターチェンジ(IC)から室蘭方面へ8.5キロ進んだ地点。バスは、野口観光が経営するホテルの予約客を新千歳空港で乗せ、登別温泉へ向かう途中だった。中央分離帯のガードロープにぶつかってスピンし、対向側車線に飛び出して横転した。高橋運転手は「左にハンドルを取られたので、右に切ったら中央分離帯にぶつかった」と話しているという。

 この事故により、苫西IC―白老IC間の上下線が通行止めとなり、完全復旧まで4時間ほどかかった。

 野口観光によると、新千歳空港と登別温泉のホテル間の送迎用バス運行は、「藤田荷役」(苫小牧)に委託。野口観光は事故後、乗客が搬送された苫小牧市内の病院に社員を派遣し、見舞いや情報収集に当たった。同社の酒井俊樹専務は「運転手の勤務状況などについては、問題なかったと聞いている」と話した。
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