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ビッグジョイの解体始まる 跡地利用に注目

2014/12/23配信

 2011年7月に閉鎖した苫小牧市錦町1の商業ビル「ビッグジョイ」を所有する北海道空港(本社千歳市)は22日、ビルの解体作業に着手した。作業は来年3月下旬までに終える予定で、約2000平方メートルの跡地に関しては苫小牧市と連携しながら活用策を探る。

 ビルは地下1階、地上5階建て鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積は約7800平方メートル。老朽化によって転用が難しいことから、解体を決めた。

 同日に始まった解体作業では、作業員らが建物周辺に足場を組んだり、重機による取り壊しも進めていた。

 ビルは、市と商業者が出資した第三セクター・苫小牧市錦町再開発の再開発ビル「トピア」として1986年に開業したが、経営不振から88年に閉鎖。その後、ビルを買い取った民間企業が89年に再オープンしたものの、客足は伸びず、94年に閉店した。

 99年に北海道空港関連会社の北海道リーシングシステムが建物を取得。2000年に「ビッグジョイ」の名称で開業したが、厳しい経営状況により11年7月に閉鎖、空きビル状態となっていた。
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