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患者受け入れ医師派遣も 胆振と八雲の6病院が災害支援協定

2014/5/28配信

 苫小牧市立病院、王子総合病院、市立室蘭総合病院など胆振と、渡島管内八雲町の災害拠点指定6病院が27日、室蘭市内の日鋼記念病院で災害時における相互支援に関する協定を締結した。有事の際に医師や看護師などの派遣や応急物資の提供、傷病者の受け入れ、災害訓練の合同実施などを想定。今後、各地域の関係機関を加えた連絡協議会へと発展させていくことも視野に入れた取り組みを行う意向だ。

 有珠山や樽前山といった火山を抱えて、災害が起きた場合、1病院だけでは対応しきれないこがも予想され、2012年に王子総合病院、日鋼記念病院、市立室蘭総合病院が相互支援協定を締結。さらに、連携を深めるために、新たに苫小牧市立病院、伊達赤十字病院、八雲総合病院が加わった。

 協定では、傷病者の受け入れや応急物資の支援、医師の派遣を行うとともに、災害時を想定した訓練への参加など、日常的な情報交換を行う。また、病院だけではなく、エリア全体としての取り組みを行えるよう、各地域の関係機関も交えた連絡協議会の設立も視野に入れている。

 締結式に出席した苫小牧市立病院の松岡伸一院長は「仲間が増えるのは意義あること。他病院の取り組みを参考に院内体制を充実させたい」と語った。また、王子総合病院の渡辺真士常務理事は「訓練などを通じて互いを身近に感じることで、有事の際にスムーズに作業を進められるのではないか」と協定締結に期待を寄せた。
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