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破産通告から一夜、苫小牧駅前プラザegao開店 テナントが自主営業

2014/4/8配信

 JR苫小牧駅前の大型商業ビル、苫小牧駅前プラザegao(エガオ)を運営するサンプラザ(佐藤秀文代表取締役)は7日、事業を停止し、自己破産申請に向けた事後処理を弁護士に一任した。帝国データバンク苫小牧支店によると、負債総額は約22億3800万円。ビルは同日の閉店時間と共に閉鎖の扱いとなったものの、専門店店主会(山口勲会長)が自主営業に乗り出し、8日午前10時には全出入り口が開いた。しかし、近く破産申請の具体的な動きが出る中で、店主会による自主運営がいつまで続くか不透明な状況だ。

 破産申し立て代理人の弁護士から、ビルを7日付で閉鎖する内容が記された受任通知書を受け、店主会は8日以降も同会主導で通常通り営業する方針を文書でテナントに通知。北海道電力からの電力供給も今週いっぱい猶予された。

 7日の閉店後、出入り口や通用口のシャッターに破産申請に向けた告知書が貼り出されたが、8日午前7時には店主会の依頼を受けた警備会社やサンプラザ元従業員などがいつも通りに通用口を開放。午前10時には正面入り口のシャッターが上がり、50店以上のテナントが自主営業を始めた。

 店主会の山口会長は「自主営業はしたが、状況は厳しい。一日でも多く営業することでテナントが在庫を減らし、次の道を探す猶予になれば」と話す。自主営業期間も「少なくとも北電が供給を猶予してくれている今週いっぱい。来週以降は見通しが立っていない」とし、10日以降にテナントと打ち合わせを行い、今後の対応策を検討する。

 ただ、自主運営には各テナントが電気代などを負担しなければならず、破産申請後に裁判所から保全命令が出ると、建物への出入りができなくなるため、いつまで自主運営を継続できるかは不透明な状況だ。

 サンプラザは1975年に設立し、77年にオープンした現エガオと併設した駐車場を運営。05年にキーテナントのダイエーが撤退後、郊外への大手量販店の出店で、駅前地区の集客力は大きく落ち込み、13年9月期の年収入高は2億2900万円にまで激減。借り入れ負担などで8期連続で欠損を計上し、経営の見通しが立たなくなっていた。

 今回、破産申請を決断した佐藤代表は「やむを得ず、清算を決断した。これ以上の方法はない」と説明。事後処理を一任された弁護士は「必要書類が整い次第、来週中にも破産申請をする」と話している。

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