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苫小牧駅前の再開発ビル閉鎖 テナントに突然通知文

2014/4/7配信

 JR苫小牧駅前の大型商業施設、苫小牧駅前プラザegao(エガオ)が、7日に閉鎖を通知したことが分かった。破産申し立て代理人の弁護士名で同日、市や債権者、テナントなど関係者へ閉鎖を伝える文書が届いた。管理運営するサンプラザ(佐藤秀文代表取締役)側は、札幌地裁へ近日中に破産申し立てをする意向。突然の閉鎖通告に、テナントや関係者の間に動揺が広がっている。テナント側は自主営業を表明した。

 通知は、弁護士名による受任通知書・告知書で、関係者へ7日に届くように発送された。

 通知内容によると、多額の債務で経営が行き詰まり、電気料金も滞納している中、北電から支払いが無い場合、8日以降の供給を停止するとの通知を受けた。しかし、滞納料金の支払いが不可能なため、「7日の閉店時をもって閉鎖せざるを得なくなった」とし、「上記期日をもってテナントには退去をお願いする」と記した。また、「近日中に札幌地裁苫小牧支部へ破産申し立てをすることになった」と文章で説明した。

 市には7日午前に通知書が届き、同日付の閉鎖という内容に庁内が揺れた。岩倉博文市長は「大変遺憾。今日の今日、ということになるなんて。テナントは地場企業が多く次の展開について、けさから対策の検討を進めている」と話した。

 関係者によると、テナント数は50店で、地元資本のテナントは20店余り。市は従業員数などの調査や移転先について、テナントの意向を聞き取る作業を進める。

 同日午前に突然、閉鎖の通知文を受け取ったテナントの一つは「混乱している。一方的にこのような通知をしてくるなんて、開いた口がふさがらない」と驚き戸惑った表情を見せた。

 別のテナントは「現段階では受け入れられない。閉鎖するにしても段取りが必要だ」とし、「出て行けと言われ、はい、出て行きますとはならない」と憤る。

 苫小牧商工会議所の藤田博章会頭は「非常に驚いた。きょう通知してすぐ閉鎖という事態には問題がある。今後、中心街の対策を早急に練る必要がある」と話した。

 苫小牧駅前プラザ・エガオは、サンプラザとして1977年11月にオープン。地上7階、地下1階の大型商業施設で、2005年には核テナントのダイエーが撤退。昨年は食料品を扱うラルズマートやくまざわ書店などの撤退が相次いだ。

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