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苫小牧市内、今夏は高温多雨 扇風機や除湿器など売れ行き好調

2019/9/9配信

 今夏(6~8月)の苫小牧市内は高温多雨で、冷房などの家電を扱う量販店では扇風機やエアコン、除湿器などが前年を上回る売れ行きを見せた。一方、農家の中には雨の日が多かった影響で野菜や果実の生育が芳しくなく、収穫量が前年同期を大きく下回るケースも出ている。

 札幌管区気象台のまとめによると、今夏の市内は高気圧の張り出しで気温の高い日が多く、25度を超える夏日が前年同期比3日増の15日間、30度超の真夏日も同2日増の3日間あった。夏日は7月30日から8月9日にかけて13日間続き、入船町のキラキラ公園の噴水では連日、歓声を上げながら水遊びをする子どもの姿が見られた。

 ただ、低気圧や前線などの影響で降水量も544ミリ(平年は468・7ミリ)と多く、7月の日照時間は、前年よりも14・6時間少ない83・8時間だった。

 暑い日が続いたことでコメリパワー苫小牧西店(明徳町)では、扇風機の販売が前年同期比1・5倍と急増。持ち運び便利な携帯型が特に人気を集め同2倍、工場などで使う業務用の大型扇風機も同1・6倍に上った。「札幌から来店し、複数台購入する人もいた。今までにない動きだった」と岩倉功店長。湯上がりに冷涼感を得られるタイプの入浴剤も同1・3倍の売れ行きだった。

 ケーズデンキ苫小牧店(新開町)も、扇風機は7月が前年比1・2倍、8月は同1・8倍の売れ行き。8月は断続的に大雨となり、クーラーと除湿器の販売台数が前年の2倍に伸びた。昨夏も6~8月の降水量は平年を大幅に上回って除湿器などの売り上げが伸びたが、それを上回る実績となった。

 イエローグローブ苫小牧店(北星町)でも8月第1週は扇風機や送風機、エアコンなど冷房機器が前年同期の2倍売れたという。

 一方、植苗の農家長井和宏さん(21)のビニールハウスでは7月下旬からオクラとナスが収穫期に入っているが、7~8月の雨や日照不足で生育が芳しくない。オクラは実が腐って落ち、ナスも色づきが悪く、実の大きさも例年より1回り小さい。収穫量は例年の2~3割減という。それぞれ今月下旬まで収穫が続く見通しで長井さんは「天候が回復して収量が戻ってくれれば」と願う。

 樽前でイチゴをハウス栽培している桜木町の高橋俊治さん(73)も「7月中旬の雨、同月下旬から8月上旬にかけての気温上昇、同月中旬以降の雨の影響で湿度が高まり、イチゴの実が腐ってしまった」と言う。今季は6月下旬に収穫を始めたが8月上旬以降、出荷を停止しており「今のところ例年の半分ぐらいの収穫量ではないか」とため息。例年、9月下旬までが収穫期で「天候が回復しさえすれば、実はまだ付く」と今後に期待する。

 一方、キャンプ場の利用は好調。オートリゾート苫小牧アルテン(樽前)の今夏の利用は6月が前年比9%増、7月は3%増、8月は24%増だった。平田利明社長は「全国的なキャンプブームに加え、毎週末に晴れ間が広がったことが利用実績を押し上げる結果になったのでは」と話した。

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