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ウポポイPRに注力 道と連携、認知度アップへ 日胆地域戦略会議

2019/8/21配信

 胆振日高管内の官民連携組織「北海道新幹線×nittan(日胆)地域戦略会議」(会長・岩倉博文苫小牧市長)が、来年4月24日に白老町で開設するアイヌ文化の復興拠点「民族共生象徴空間」(愛称・ウポポイ)のプロモーションに力を注いでいる。開業効果を日胆エリア全体に波及させようと、PRグッズを独自に作成。管内の全18市町に配り、道内外のイベントで宣伝活動を展開。道のPR活動と足並みをそろえながら、認知度向上に努める考えだ。

 ウポポイは白老町のポロト湖畔に構えるアイヌの歴史や文化を紹介する国立施設。関東以北初の国立博物館「国立アイヌ民族博物館」をはじめ、アイヌの伝統家屋「チセ」を再現したゾーンを備えた「国立民族共生公園」などを主要施設に位置付け、年間来館者数は100万人を目標に掲げている。

 国や関係機関の思いは高まる一方、日本国内におけるウポポイの認知度はまだ低調だ。内閣府が昨年6、7月に行った世論調査では回答全体の89・6%が「知らなかった」と回答。年齢別でも18歳以上から60歳未満までの90%以上が同様の回答をしており、周知が十分ではないことが分かった。

 同戦略会議が道外でPR活動を行った時も「『こんな施設ができるんだ』という反応が少なくなかった」(苫小牧市の担当者)といい、情報発信不足が課題となっている。

 道は現在、ウポポイ開設のPRアンバサダーとして俳優の宇梶剛士さんや、アイドルグループAKB48チーム8の坂口渚沙さんを起用。東京や大阪、名古屋をはじめ、札幌や旭川、函館、新千歳空港など道内外にとどまらず、海外にも強力にプロモーションを展開しており、関係者も期待を注ぐ。

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 同戦略会議はウポポイ開業に伴う地域への相乗効果を狙い、さまざまなPR活動を進めている。昨年度は卓上三角POP(ポップ)やクリアファイルなどウポポイのロゴマークや開業日を記したグッズを配布。日高管内のグルメを紹介するパンフレットではウポポイのイメージ図を載せるなど、身近なところでもPRを進める。

 この他、雑誌やインターネットによる広告宣伝や、道の開業100日前のプロモーションイベントに参画することも検討中。ウポポイ来場者に日胆エリアの景勝地やグルメスポットなどを紹介する周遊キャンペーンの準備も近く始めるという。

 今年の9月7、8日に函館で開かれる道南最大級の食のイベント「はこだてグルメサーカス」では、会場内にウポポイ開設PRブースを設置。ステージではアイヌ古式舞踊を披露するなど、来場20万人規模のイベントでも情報発信する考えだ。

 ウポポイ開業まで約8カ月に迫る中、認知度向上はすでに待ったなしの状況。同戦略会議参加メンバーである苫小牧市の担当者は「道内外の情報発信だけでなく、地元での周知活動も進め、開業の機運を盛り上げていきたい」と意気込んでいる。

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