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苫小牧市内企業、商機に着目 プログラミング教育必修化にらみ

2019/8/13配信

 2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されることを受け、苫小牧市内の企業が商機をつかもうと、ロボット教室の開設やセキュリティーシステムの営業などを強化している。21年度から中学校、22年度から高校でも導入されることから、子どもたちの情報活用能力を高める取り組みとして注目を集めそうだ。

 今月10日から小学生向けのロボット教室を開設した市内日吉町のドリームバルーンは、異業種からの参入。元々は介護事業が本業だが、「自分自身がものづくりが好き」という金子勝之社長の思いもあり、プログラム学習とものづくりの喜びを感じてもらう場として教室の設立を決めた。

 事前の業界研究で札幌市内の教室見学や関係者への聞き取りなど積極的な情報収集と将来見通しを分析し、「潜在的な需要が高い」と判断した。子どもたちが生き生きした表情でロボット作りに取り組む姿を目にしたことも大きな要素で、教室はプログラミングの基礎から応用編までを学ぶカリキュラム。7月に行った体験会では保護者から多くの問い合わせが寄せられるなど手応えも十分という。

 市内表町の情報処理サービス業、I・TECソリューションズは学習プログラムに関するシステム管理が必要として、胆振や日高地方を中心に7月から自治体を中心にセキュリティーシステムの営業を強化した。すでに交渉を始めている自治体もあるといい、担当者は「自治体のシステム更新に合わせ、柔軟に対応できる点をアピールしたい」としている。

 また、大手メーカーが開発したロボット教材もそろえるなど幅広いニーズに対応する考えで、データセンター事業部の松浦義裕事業部長は「IT(情報技術)は世の中に浸透し、必要なツールになっている」と話す。

 教育現場でも対応準備が進む。苫小牧市教育委員会は教員の不安解消に向けて7、8月に研修会を開催。10月にも公開授業の機会を設けるなどスムーズな導入につなげたい考え。20年度の必修化に合わせ、小学校では理科と算数の授業にタブレット端末や教材を活用する計画という。

 21年度からは中学校でプログラミングを学ぶことになるが、市教委は「さまざまな教科を通じてこれらの技術を学び、子どもたちが問題を解決できる能力を育成していきたい」と話している。

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