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歴史あるメニューと音楽堪能 第一洋食店創業100年でランチ会

2019/8/12配信

 苫小牧市錦町の第一洋食店が創業から丸100年を迎えた10日、同店で記念のランチ会「食と音楽を楽しむ」が開かれた。市民ら30人が大正時代から伝わるメニューやクラシック音楽を堪能した。

 市美術博物館で9月16日まで開催中の特別展「第一洋食店の100年と苫小牧」の関連イベント。

 「100周年記念ランチ」のメインディッシュは、初代の故・山下十治郎さんが得意とした「若鶏のチーズ焼きトマトソース(プール・オ・フロマージュ)」。本町にあった初代の店には鶏小屋があり、牛肉料理と同等の価格で提供していた高級料理といい、参加者らは歴史を感じながら舌鼓を打った。

 独唱歌手としての顔も持つ、3代目店主山下明さん(71)は、コンビを組んで23年というピアニスト井内京子さん(52)と共にシューベルト「セレナーデ」やシューマン「くるみの木」などのクラシックの名曲も披露した。

 友人と4人で参加した市内見山町の会社員田中静江さん(65)は「小さな頃から親しんできた店が100年を迎える瞬間に立ち会えてうれしい。おいしい料理と歌声、演奏で心も体も感動した」と笑顔。

 2代目店主の正さんと交流があったという江別市の蛭川剛之さん(86)は「懐かしい思い出を振り返りながら楽しい時間を過ごせた。苫小牧の文化を育ててきた店で、大事にされなくてはならない場所」と目を細めた。

 同店は1919(大正8)年、苫小牧初の洋食店として本町で開業。53年に駅前通りに移転、57年の改築は民芸設計家伊東安兵衛が手掛け、道内初の本格的な民芸建築となっている。

 市内の文化サロンとしての役割を担い続け、版画家の川上澄生、歌人の斎藤茂吉、画家の山下清、落語家立川談志らも店の味を愛した。

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