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苫小牧・勇払千人隊芸能保存会、のぼり旗20本制作 港まつりポートカーニバルで披露

2019/8/1配信

 苫小牧市の勇払千人隊芸能保存会(本田健吾会長)は、苫小牧開拓の第一歩を刻んだ八王子千人同心の功績をアピールするのぼり旗を20本制作した。旗には「八王子千人隊」と書き、同隊10組の各家紋も記した。4日のとまこまい港まつり・ポートカーニバルで市民にお披露目する。

 八王子千人同心の千人頭・原半左衛門を隊長とした100人が、1800(寛政12)年に蝦夷地(北海道)に渡り、勇払地区を拠点に開拓と警備に当たった功績を後世まで伝えよう―と、三海静夫さん(故人)ら同地区の有志らで1973年に結成した同保存会。現在、会員は約60人で「千人隊御会所太鼓」「勇払千人隊踊り」などを通じて地域の文化として、小中学生に伝承する活動に取り組んでいる。

 のぼり旗はナイロン製で縦180センチ、横60センチ。勇払に入植した原家の九曜の家紋を上部に描き、中央の「八王子千人隊」の文字を囲うように他の9家紋も配置した。色は紺、緑の2種類で各10枚用意。同保存会と市勇武津資料館で10枚ずつ保管している。

 同隊10組の組頭の家紋を調査していた同館職員の二階堂啓也さん(67)が今年1月、「家紋を記した旗を作って催事などで掲げてはどうか」と発案したのがきっかけ。同保存会は来年、八王子千人同心入植220年を迎えるのを機に制作を決め、二階堂さんが会長の本田さん(80)、副会長の明村享さん(73)、石原幸雄さん(79)らとデザインを考え、このほど完成させた。

 4日のポートカーニバルには、苫小牧勇払中学校の生徒67人をはじめ教諭、保存会メンバーら計80人以上が参加予定。それぞれ隊長や隊士、踊り手などに扮し、刀ややり、鉄砲、のぼり旗などを掲げて勇払千人隊踊りを披露する。

 踊りは70年、八王子千人同心の精神を後世に―と同地区の住民が創作。伝統文化を守ろう―と、同校も84年に生徒による踊りの継承活動をスタートさせ、港まつりのパレードに毎年参加している。今年は卒業生の主婦が指導や着付け役として携わるなど、協力の輪が広がっている。

 のぼり旗は今後も同館のイベントなどに活用していく考え。本田会長は「市民が千人隊への理解、関心を深めるきっかけになれば」と話している。

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