苫小牧上空に日暈 珍しい大気光学現象
2019/7/10配信
9日正午ごろ、苫小牧市上空で太陽の周囲に光の輪ができる暈(かさ)が出現した。多くの市民が、普段見掛けない光景に驚いていた。
暈は太陽や月に薄い雲がかかった時、その周囲に光の輪が見られる大気光学現象。太陽の周りに現れたものは日暈(にちうん)とも呼ばれる。
この日市内は晴れていたが、上空の所々に薄い雲が漂っていた。正午ごろには太陽にちょうど雲がかかっており、発生条件が整った。
市科学センターによると「市内でもまれに発生し、4~5年に1度ぐらい市民から情報提供が寄せられる。虹よりも発生の頻度が低く、比較的珍しい」と説明した。