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苫小牧東部脳神経外科、最新のMRI導入 磁力4倍で画質鮮明、時間短縮も

2019/7/10配信

 苫小牧市北栄町の苫小牧東部脳神経外科(北川道生院長)が、最新鋭のMRI(磁気共鳴画像装置)を導入した。治療精度の向上を目的に2005年6月の開院以来、初めてMRIを更新。性能の目安となる静磁場強度(磁石の力)が従来の装置の4倍となり、より鮮明な画質や、検査時間の短縮を実現できるという。脳神経外科の救急診療所として24時間体制で患者を受け入れている同院の北川院長(59)は、「可能な限り急病の患者を受け入れ、質の高い医療を提供していく」と意気込む。

 MRI装置は、強い磁気と電波によって脳など体内の断層画像を撮影できる機械。横になった被検者をドーナツ状のトンネルに通して撮る。今回導入したのはドイツの医療機器大手メーカー、シーメンス社製の「マグネトム・センプラ」で、19年2月に公表された最新機器。同院が国内初設置で6月下旬から稼働しており、9日までに約100人を検査しているという。

 短時間で高画質の脳画像を得られることから、わずかな病変も発見しやすくなる。脳ドックの時間短縮にもなるという。脳神経外科分野の急患は一刻一秒を争うケースが多く、精密な画像を短時間で得られることはより正確、迅速な処置につながる。

 同院に掛かる患者の主要な症例は、脳梗塞(こうそく)、くも膜下出血、外傷による頭部のけが。個人診療所でありながら、ここ10年間で年間平均約160件の急患に対応してきた同院としては、検査時間の短縮は「最大のメリット」(同院)と言う。

 近年は道内の脳外科医不足で、救急体制を敷く脳外科病院が減少傾向にあることから事務長の氏家弘貴さん(48)は「脳外科分野に求められる役割は、どんどん高まっている。地域住民と共にある病院として安心を感じてもらえたら」と話す。

 北川院長は「市内東部は人口が多い。一人一人の患者と向き合いながら、こつこつと医療の質を高めていきたい」としている。

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