7

22(月)

胆振の
明日の天気

曇り後一時雨

20 / 17

主要

高さ1・9メートルに改修 3条通り沿いブロック塀-王子製紙苫小牧工場

2019/7/6配信

 王子製紙苫小牧工場(苫小牧市王子町)が工場外周のブロック塀の改修工事を進めている。昨年6月の大阪北部地震でブロック塀が倒壊し女児が死亡した事故を受けた対応。同工場のブロック塀の安全性に問題はないが、「市民に不安を与えないように」と塀の高さを低くすることを決めた。今年度は市道三条通り沿いの約半分に当たる252メートルを改修し、来年度までに工事を完了する予定。塀に広がるツタは可能な限り残し、景観維持に努める考えだ。

 市道三条通り沿いのブロック塀は全長528メートル。現在の高さは3メートルあるが、改修工事では現在の建築基準法の高さ上限よりも低い1・9メートルに下げる。同工場によるとブロック塀は1975年に設置。ブロックの中に鉄筋を入れるなど強度や安全性を確保しており、昨年9月の胆振東部地震でも損傷はなかったという。

 ただ、大阪北部地震の際にブロック塀の倒壊による死亡事故が発生。同工場が安全性を確認しているものの、塀沿いを歩く市民に対し「不安を与えてはいけない」(事務部)として、高さを現行基準(2・2メートル以下)に沿って改修することを決めた。

 工事は2カ年で進める計画で、初年度の今年は6月中旬に改修工事を開始。ブロック塀の上部約1メートルを削り、高さ1・9メートルにそろえる。今年度の南門から西側に向かって252メートルの区間で工事中。来年の9月末までに三条橋手前までの全区間で工事を完了させる見通しだ。

 ブロック塀には市が緑化対策などで植えたツタが生えているが、池坊華道会(京都)の「未来にのこしたい日本の花風景 池坊花逍遙(しょうよう)100選」に選ばれたこともあるため、できるだけ残す形で工事を進めるという。

 事務部は「ブロック塀を低くし、ツタも残して景観も保つ。市民の皆さんには安心してもらいたい」と話す。ツタを管理する苫小牧市都市建設部緑地公園課も「美しいツタの風景を楽しんでいる市民も少なくないため、残してもらえると聞いて安心している」と語っている。

週間ランキング

集計期間 07/15〜07/22

お知らせ

受付

苫小牧民報社から