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全農物流、苫小牧に自社倉庫 道産農産物を一時保管

2019/7/5配信

 JA全農グループの全農物流(本社東京)は、道内第1号となる物流倉庫を苫小牧市一本松町で建設中だ。本州向けに出荷する道産農産物を一時保管する中継拠点に位置付けるもので、作物別に鮮度を保持するため常温と低温の二つの機能を持たせているのが特徴だ。10月下旬の利用開始を目指しているが、将来的にはさらにもう1棟を整備し、2棟体制とする構想だ。

 同社は農産物を中心に輸送事業などを手掛けるJA系の全国企業。道産農産物の取り扱いは苫小牧や札幌市内の倉庫を活用しているが、自社管理による効率的な安定輸送ができるよう建設を決めた。

 今年1月までに市内一本松町の1万3200平方メートルの工業用地を取得。今年3月下旬に着工し、現在は基礎工事などが行われている。

 倉庫は鉄骨平屋建て床面積3240平方メートルで、約7000トン相当の農産物を保管できる。内部は4区画に分かれ、常温エリアの2区画はテンサイなど、低温エリア(5~15度)の2区画では米や大豆などを扱う。総事業費は11億円。常駐職員3人を配置する予定だ。取引先はホクレンや道内の各JAなどが中心となるが、空きスペースを活用した貸倉庫も行う方針だ。

 同社札幌支店は「農作物を自社保管し、より安心安全な流通サービスを提供したい」としており、5年後をめどに、敷地内にもう1棟の物流倉庫を建設する計画だ。

 苫小牧では近年、物流倉庫の改修や新設が相次いでおり、港湾運送・倉庫業の苫小牧埠頭などが出資する特別目的会社(SPC)「北海道クールロジスティクスプレイス」(橋本哲実社長)が、苫小牧港・東港国際コンテナターミナル隣接地で道内最大級の大型冷凍冷蔵倉庫を建設中。物流拠点の港に近く、道内各地の倉庫が老朽化に伴い更新時期を迎えていることが背景にあるためで、全農物流の自社倉庫建設整備も含めて物流拠点としての苫小牧に注目が集まっている。

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