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大迫力!むかわ竜お目見え 道の駅「四季の館」に全身復元骨格

2019/6/29配信

 むかわ町が誇る日本最大の恐竜全身骨格化石「むかわ竜」(通称)が29日午前、町内の道の駅「四季の館」に初登場した。全身8メートル、高さ4メートルほどある迫力満点の全身復元骨格=レプリカ(複製品)=が初めて一般にお披露目され、その雄姿を一目見ようと大勢の人たちが訪れた。

 むかわ竜は2003年に、同町穂別地区で約7200万年前(白亜紀後期)の地層から発見された大型草食恐竜ハドロサウルス科の化石。穂別博物館に保管しており、昨年9月に発生した胆振東部地震による被害を奇跡的に免れた。また研究グループにより新種の恐竜である可能性が示唆されている。

 公開は17、18年に続いて3回目だが、全身復元骨格のレプリカが一般に披露されるのは初めて。胆振東部地震の復興イベント、7月13日から国立科学博物館(東京)で開かれる恐竜博2019の壮行会を兼ねて開催した。

 公開を前に道の駅の入り口には来場者の長い列ができ、開場と同時にカメラや携帯電話で写真に収めていた。札幌市内から来町した加納佳宜君(8)は「実際に立っていると迫力があってすごい」と喜んでいた。

 むかわ竜の一般公開は30日の午後5時まで。入場無料。

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