被災地安平町の「TEAMりむぜ」奨励賞 夢想漣えさし2連覇-YOSAKOI閉幕
2019/6/10配信
5日から札幌の初夏を彩った「第28回YOSAKOIソーラン祭り」(同祭り組織委員会など主催)が9日、閉幕した。最終日は大通西8丁目広場でファイナルステージが行われ、審査の結果、宗谷管内枝幸町の「夢想漣(ゆめそうらん)えさし」が2連覇を達成し、令和最初の王者に輝いた。東胆振、石狩南部地域からの出場チームは、胆振東部地震の被災地・安平町の「TEAMりむぜ」が奨励賞、恵庭市の「恵庭紅鴉」が北海道知事特別賞と地方車賞を受賞した。
今年のYOSAKOIは、台湾、ロシア、韓国の海外組を含め国内外から280チーム、約2万8000人の踊り子が出場。期間中、全般的に好天に恵まれ、メイン会場の大通公園は連日、大にぎわいになった。
青空が広がった最終日は、市内19の会場で各チームが躍動。観客と一体となり、道都の初夏を盛り上げた。
ファイナルステージには、1次審査、セミファイナルを勝ち抜いた11チームが出場。昨年の覇者・夢想漣えさしが「海勇波道(かいゆうはどう)」をテーマに、力強く、一体感あふれる演舞を披露し、2年連続で大賞を受賞。準大賞には実力派の「平岸天神」(札幌市)と室蘭市の「室蘭百花繚蘭」が入った。