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認知症フレンドリーカレッジ、今月開講 安心して暮らせる地域づくりへ

2019/6/8配信

 介護や医療の現場で働く人たちが、それぞれの専門的な立場から認知症に関する知識を伝える5回連続の講座「認知症フレンドリーカレッジ」が今月、苫小牧市で開講する。市内に3人いる認知症地域支援推進員が中心となって企画した初の試みで、市民なら誰でも参加できる。認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを目指す。

 認知症への正しい理解を広げるため、国は2005年、認知症の基礎知識を持つ「認知症サポーター」の養成に着手。個々の日常生活の中で、地域住民に認知症の人や家族を見守ってもらう取り組みだ。介護の現場で働く人などが講師となって養成した市内のサポーター数は昨年度、2万人を突破している。

 16年度には市の独自事業として、サポーターの中でも特に支え合い活動に強い意欲を示す人を「認知症見守りたい」に任命する制度もスタート。3年連続で養成講座を開き、計160人のメンバーを誕生させた。

 これらの活動に関わってきた市南地域包括支援センターの管理者で、認知症地域支援推進員を務める桃井直樹さんは、「受講者のメインは日頃から地域活動に関わっている60、70代の高齢者。多くが『誰かの役に立ちたい』という強い思いを抱いて講座に臨んでいる」と言う。

 そこで、認知症についてさらに深く学ぶとともに、身近な場所で始められるサポートを考える場として、3人の認知症地域支援推進員らで「認知症フレンドリーカレッジ」を企画した。

 認知症サポーターや見守りたいの養成講座は通常、1時間程度の単発。認知症の基礎知識を伝えるのにとどまっているが、フレンドリーカレッジは2時間の講座を5回開くことでより専門的に学べる。

 歯科衛生士が歯周病と認知症の関連を説明したり、管理栄養士が高齢になるに従って食べることが特に健康維持に重要であることなどを伝えたりする。

 「カレッジ」は、豊川コミュニティセンター(豊川町3)で13日、緑星の里総合サポートセンター(双葉町3)で21日に開講。2会場とも基本的にはほぼ同じ内容で、介護福祉士や歯科衛生士、管理栄養士、精神保健福祉士などの専門職が講師となり、それぞれの立場から認知症について語る。

 初回は、市内の地域包括支援センターの管理者が認知症について解説する。

 豊川コミセンコースは毎月第2木曜、総合サポートセンターコースは毎月第3金曜の午後1時半~同3時半に開く。

 10月までの全5回で、8月に行う3回目の講座には「認知症見守りたい」の養成講座も盛り込み、受講者には認定の証しであるバッジとステッカーを交付する。受講は無料。

 桃井さんは「高齢化社会の進展で今まで以上に地域の支え合いが重要となっている」と強調。「ぜひ多くの人に取り組みについて関心を持ってもらいたい」と話す。

 問い合わせ、申し込みは市南地域包括支援センター 電話0144(71)5005。市東地域包括支援センター 電話0144(52)1155。

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