クリーム色の花咲く 勇払原野・ハスカップ
2019/5/22配信
初夏の訪れを告げるハスカップが、苫小牧市東部の勇払原野で花を咲かせていた。クリーム色の小さな花びらが美しい。
ハスカップの標準和名はクロミノウグイスカグラ。勇払原野の象徴的な植物で、1986年には市の木の花に制定された。甘酸っぱい実は地域の名産としてさまざまな菓子やジャムなどに利用される。
かつては市内の原野で野生種が多く見られ、市民が実を摘み取って味わっていた。
草が生い茂る原野で、人知れず風に揺れるハスカップは、郷土の自然の豊かさを象徴する光景だ。