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新聞用の抄紙機N5マシン、設備改造へ 段ボール原紙などに転換-王子HD

2019/5/22配信

 王子ホールディングス(東京都、加来正年社長)は22日、グループ会社の王子製紙と王子エフテックスの3工場について、生産体制を再構築すると発表した。新聞用紙や印刷情報用紙など紙需要の落ち込みを踏まえた対応。このうち王子製紙苫小牧工場は新聞用紙を生産する抄紙機「N―5号マシン」を2020年度上期に停止し、段ボール原紙や封筒や紙袋、包装用紙などに使われるクラフト紙の製造設備に改造した上で21年度からの生産開始を目指す。

 同社によると、生産体制を見直すのは紙需要の落ち込みが原因。苫小牧工場以外で生産を停止するのは王子製紙富岡工場(徳島県阿南市)の印刷情報用紙を生産している9号マシン(19年度末停止)と、特殊紙などを生産している王子エフテックス江別工場の1号および4号マシン(いずれも20年度上期停止)。

 これらの対応に伴う生産能力削減量は年間40万トンで、固定費を中心とするコスト削減額は年間37億円としている。苫小牧工場の設備改修に伴う投資額は概算で150億円。

 苫小牧工場は現在、新聞用紙を生産する抄紙機7台を保有しており、年間で最大90万トンの新聞用紙を生産できる能力を持つ。N―5号マシンの停止・改修後、新聞用紙の生産能力は20万トン減の年間70万トンになる。段ボール原紙・クラフト紙の生産量は年間30万トン規模を想定している。

 また、同工場には現在580人が勤務しているが、王子ホールディングス広報IR室は「N―5号改修後の段ボールやクラフト紙の生産設備に係る人材が必要。今回の生産見直しに係る人員削減は考えていない。生産設備を止める富岡工場と王子エフテックス江別工場は人員を配置転換して対応する」と説明する。

 また、クラフト紙などについては「廃プラスチックが環境問題になっていることから、紙袋や包装用のニーズ増が見込まれる」と市場での需要を見据えた対応と強調している。

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