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議長に金沢氏、副議長は藤田氏 与党勢力結束、異例の早期決着-苫小牧市議会

2019/5/21配信

 20日開会した苫小牧市議会臨時会は同日午後に本会議を再開し、いずれも指名推薦によって第37代議長に最大会派新緑の金沢俊氏(44)、第39代副議長に第2会派公明の藤田広美氏(61)を全会一致で選出した。岩倉博文市長を支える与党系会派が主導権を握り、正副議長ポストを確保した格好。近年、難航することが多かった正副議長人事だったが、今回は開会初日に決着がつく異例の展開。4月の市議選で過半数を占めた与党勢力の強さを印象付けた。

 正副議長人事は慣例で任期4年間のうち、前期と後期を2年ずつ分けて人選している。最初に決める議長職は近年、協議が難航して投票で決めることが多かった。今回のように指名推薦方式で決着したのは2009年以来。開会初日で正副議長人事がまとまることも「聞いたことが無い」(議会事務局)と言う。直近の前回議長選(17年)では、同じ会派だった木村司氏と金沢氏が争い、木村氏に決まった経過がある。

 今回の議長選では、改選を経て緑風と陽春が合流し、新人2人を加えて結成した第1会派「新緑」が鍵を握った。議長職の条件となる”当選3回以上”を満たす新緑の議員は6人。このうち3回のトップ当選を果たし、4期目を迎えた金沢氏が有力視され、会派内でも一本化されたことで異例の早期決着となった。

 新緑に所属する市議は「幾つもの重要案件を抱える中で与党勢力の結束は非常に大切。新たな会派として未来思考を大切にしたい」と一枚岩で臨む姿勢をアピールする。

 副議長選は事前協議となる会派代表者会議で公明が早々に候補者を示し、一歩リード。候補擁立を目指していた他会派は人選を断念し、こちらも全会一致で決まった。ある野党系議員は「過半数を占める与党系会派が結束すると勝つのは難しい」と擁立を見送った理由を明かした。

 同日、本会議場であいさつした金沢氏は、剣豪の宮本武蔵が五輪書に記した「万里一空」(目標を見失わずに努力し続ける)の言葉を示し、「公正で効率的な議会運営に努めたい」と抱負を述べた。藤田氏は「議長と力を合わせ、議会改革のさらなる推進を図りたい」とし、各議員に協力を呼び掛けた。

 金沢氏は苫小牧市出身、同志社大卒。苫小牧市職員などを経て2007年に市議選に初当選。当選4回。藤田氏は東京都出身、苫小牧東高卒。会社員から転身し、07年に初当選。当選4回。

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