ヘイケボタルの幼虫放流 上厚真小4年生12人参加-道石油共同備蓄道事業所
2019/5/17配信
苫小牧市静川の北海道石油共同備蓄北海道事業所で16日、上厚真小学校の4年生12人を招いたヘイケボタルの幼虫の放流会が行われた。かつてホタルが飛んでいた静川地区周辺の自然を再生しようと2011年から始めた取り組みで、今回で9回目。子どもたちは楽しみながら活動した。
同事業所の職員がコップに小分けしたヘイケボタルの幼虫1800匹を子どもたちに手渡し、幼虫の餌になるタニシやカワニナと一緒に同事業所内の「ニナルカの森」にある池に放流した。
三浦一久君(10)はふ化前の幼虫を見ながら「いつも見ているホタルになるとは思えない」とし、「成虫になって飛び回る姿を見るのが楽しみ」と笑顔で語った。
同事業所はホタルが成虫になる7月下旬ごろに鑑賞会を開く予定。担当者は「今年も多くの方にきれいなホタルを見にきてほしい」と話している。