7

20(土)

胆振の
明日の天気

曇り

20 / 17

主要

保護数100匹超が常態化 苫小牧のボランティア団体・猫の隠れ里

2019/5/14配信

 苫小牧市のボランティア団体「猫の隠れ里」(藤田藍代表)が、市内で運営するシェルター(収容施設)で保護している猫が100匹を超える状態が続いている。適正飼育頭数を50匹近く上回っている上、多くは高齢や病気のため、ケアに必要な人手、医療費などの負担が年々増大しているという。同団体は活動費の確保に加え、猫の適切な飼育を訴えるためのチャリティーイベントを26日、市内の沼ノ端交流センターで初開催する。

 猫の隠れ里は、2011年に藤田代表が自宅で始めた活動が始まり。当初は藤田代表が保健所に収容された猫を数匹ずつ自宅で引き取り、里親を探す取り組みだったが、猫を飼い続けられなくなったという人からの保護依頼が徐々に増えていった。

 同団体を立ち上げ、東開町の一軒家でシェルター運営に乗り出した14年、すぐに保護数が100匹に到達した。

 月に数回、譲渡会を開くなどして猫を里親に譲渡してきたが、保護依頼数は譲渡数を常に上回り、保護する猫は一時、200匹を超えたという。

 猫の数に比例し、運営費や医療費などの金銭負担も増え、運営は赤字が常態化。餌やりやトイレの掃除、体調管理など8人のボランティアにかかる負担も増し、猫に寄り添った丁寧な世話が難しくなっている。

 このため、昨年春ごろから新規の保護依頼には基本的に対応せず、以前からシェルターで暮らす猫のケアに注力する方針に転換。譲渡会で里親探しを続けた結果、保護数は少しずつ減り、100匹を少し超えるぐらいまでになったという。

 同団体は、猫が伸び伸びと暮らせる適切な保護数を50~60匹と試算。現在の約半分まで保護頭数を減らすことを当面の目標としている。

 一方、譲渡会を重ねても里親が見つかりにくい病気や高齢の猫もいることから、藤田代表は「今いる猫が天寿を全うするまで世話し続けられるよう、安定したシェルター運営を実現しなければならない」と語る。

 そこで、資金の確保を目的とした初のチャリティーイベント「プチ パルミエ」を企画。出店料や手作り雑貨を販売した益金などを運営費に充てる。

 約20店が出店して雑貨や焼き菓子などを売るほか、小物作りの体験ブースも設ける。

 会場では、保護猫やシェルターでの暮らしを紹介するパネル展示も行い、猫を最後まで飼い続ける責任の大切さを訴える。

 藤田代表は「イベントを通し、多くの人に保護猫について知ってもらうことで、人もペットも幸せに暮らせる地域を目指したい」と話す。

 イベントは午前10時~午後3時。希望者は直接会場へ。

週間ランキング

集計期間 07/13〜07/20

お知らせ

受付

苫小牧民報社から