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新種のモササウルス 復元骨格複製品が完成-穂別博物館

2019/4/25配信

 むかわ町穂別で見つかった海生爬虫(はちゅう)類モササウルス類の新種「フォスフォロサウルス・ポンペテレガンス」の全身復元骨格のレプリカ(複製品)が完成し、24日、町穂別博物館で公開された。国内でモササウルスの化石は40個体見つかっているが、全身を復元したレプリカは初めて。6月2日まで同館で公開される。

 レプリカを製作した化石は、2009年に同館の西村智弘学芸員が、ハドロサウルス科恐竜化石「むかわ竜」(通称)と同じ白亜紀後期の7200万年前の地層から発掘。国内ですでに見つかっているモササウルス類40個体の化石は断片的な化石だったが、頭骨や首の骨、肋骨(ろっこつ)があり、特に頭骨の約8割が残り、化石の変形がないなど保存状態は良好という。

 レプリカは繊維強化プラスチック(FRP)製で、全長3・4メートル。海を泳ぎながら口を開けて餌を捕食する姿を再現した。十勝管内足寄町にある足寄動物化石博物館の新村龍也学芸員(39)が昨年10月、作業に取り掛かり、3月に完成した。欠損部分は、海外や留萌管内小平町で見つかった同類の化石を参考に作った。

 新村学芸員は「頭の骨が複雑だった。爬虫類の骨は繊細で組み立てるのが難しかった」と振り返る。

 7月13日から10月14日までは、東京・上野の国立科学博物館で開催される恐竜博で展示される。

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